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中市コミュニティホールNAC 写真未入手 演奏可能時間 設置期間 2017年12月26日 - 現在 設置場所 山口県山口市中市町3-13、中市コミュニティホールNAC前 アクセス JR山口線 山口駅から徒歩11分。 JR山口線 上山口駅から徒歩12分。 山口宇部空港から 宮崎から 熊本から 松江から 岡山から 宇和島から 宇部から 津和野から 防府から 設置ピアノ ヤマハ 電子ピアノ。 設置環境 その他 関連リンク
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第240話 そこに来たるもの 1485年(1945年)7月29日 午前6時50分 リーシウィルム沖西方200マイル地点 アーサー・ラドフォード少将の指揮する第57任務部隊第2任務群は、時速28ノットのスピードで風上に向かっていた。 TG57.2任務群旗艦である正規空母キティホークは、時折、鋭い艦首で波浪を突き崩し、海水が飛行甲板すれすれの 所まで噴き上がって来る。 左右舷側に設置された54口径5インチ砲や40ミリ4連装機銃、20ミリ単装機銃座には、ライフジャケットを着た 機銃員や砲員、給弾員が配置に付き、万が一の場合に備えていた。 「司令官。旗艦より通信。準備でき次第発艦せよ。」 「了解……予定よりちと遅れてしまったが、ひとまず準備は出来たな。艦長!」 ラドフォード少将は、背後に控えていた艦長に顔を向ける。 「発艦準備は整っているな?」 「はっ。少し艦の動揺が大きいですが、航空機の発艦を行うにはまだ大丈夫です。ご命令を。」 「よし……攻撃隊、発艦せよ。」 ラドフォード少将は、リプライザル艦長エドソル・マッケンハイヤー大佐に命じた。 マッケンハイヤー艦長は頷くと、艦内電話で飛行長を呼び出し、ラドフォードの命令を伝えた。 程無くして、飛行甲板上で鳴り響いていた艦載機群の轟音が、より大きくなった。 ラドフォードは艦橋の張り出し通路に出てから、視線を飛行甲板後部に固まっている、第1次攻撃隊の艦載機群に向けた。 戦闘機、艦爆、艦攻54機は、発艦を間近に控え、機首、または主翼のエンジンをより一層唸らせていた。 1分後、最初の戦闘機が滑走を開始した。 そのF4Uは、機首の大馬力エンジンをがなりたてながら飛行甲板を駆け抜け、先端部分を走り抜ける前に機体を浮かび 上がらせていった。 続いて、2番機、3番機と、制空隊に所属するF4Uコルセアが次々と発艦していく。 任務群旗艦であるキティホークに習うかのように、同じ任務群に属しているエセックス級正規空母のオリスカニー、 モントレイⅡ、インディペンデンス級軽空母のロング・アイランドⅡとライトも、第1次攻撃隊に参加する攻撃機を 次々と発艦させていく。 制空隊に参加する16機のF4Uが発艦した後、今度は、F4Uとは別の戦闘機が発艦を始めようとしている。 「F7Fか……今日が初の実戦となるが、果たして、どれ程の戦果を挙げてくれるか。お手並み拝見だな。」 ラドフォードは、小声で呟く。 F7Fは、甲板要員の指示に従いながら、飛行甲板の軸線上に機体を進めていく。 F7Fタイガーキャットは、今年の5月に正式採用されたばかりの最新鋭の艦上戦闘機だ。 タイガーキャットは、艦上機としては珍しい双発機である。 全長14.2メートル、全幅15.7メートル、重量は7.5トンと、これまで、アメリカ海軍が採用した艦上機としては大型である。 重量の面では、艦攻のTBF/TBMアベンジャーに一歩劣るが、機体の大きさに関しては一回り大きい。 艦上戦闘機として大型のタイガーキャットであるが、飛行性能は新型機に相応しい物を持っており、最大速度は700キロ、巡航速度は 350キロ、航続距離3000キロという数字は、これまでの艦上戦闘機と比較して段違いである。 武装は機首に12.7ミリ機銃4丁、左右主翼の付け根に20ミリ機銃4丁を有しており、状況によっては機体に2000ポンド爆弾2発か、 または、1000ポンド爆弾1発と、5インチロケット弾8発を搭載できる。 双発機は、一般的に単座戦闘機よりも遅いイメージがあるものの、F7Fは2基のプラット&ホイットニーR2800-34W 2100馬力エンジンを搭載しているため、速度性能に置いては、同じ新型機であるF8Fを差し置いて、これまでの艦上戦闘機の 中では最速を誇る。(米艦上機の中では、ハイライダーに次いで2番目である) また、格闘性能においてもタイガーキャットは優れており、模擬空戦では、F6Fを相手に双発機であるにもかかわらず、7:3の成績を 収めて勝利している。 また、自動空戦フラップを取り付けた、陸軍のP-61にも模擬空戦を挑んでいるが、F7Fは自動空戦フラップがついていないにも関わらず、 互角以上の成績でP-61との空戦に勝利を収めている。 もっとも、同じ新型艦上機であるF8Fには模擬空戦で苦戦を強いられる事もあったが、それでも4:6の成績で互角に近く、状況によっては、 F8Fを一方的に撃破出来る事もあった。 全体的には従来機以上、部分的にはF8Fといった最新鋭機には劣るものの、その速度性能と、航続性能は艦上機として申し分なく、今後は 空母航空隊だけでは無く、海兵隊航空隊や同盟国の空軍にも配備が予定されている。 このように、F7Fは米艦上戦闘機の中でも1、2位を争う優秀な性能を誇るが、それが実戦で証明されるか否かは、来る戦いで示されるであろう。 F7Fの1番機に甲板要員が発艦の合図を送る。 操縦席のパイロットがそれを確認し、機体のブレーキを外す。 同時に、両翼のエンジンが更に唸りを上げ、重量7トン以上の巨体をぐいぐいと引っ張っていく。 F7Fは、その大きな姿にも関わらず、飛行甲板の先端を飛び抜けるや、機体を沈む込ませる事も無く、軽やかに大空へ舞って行った。 「ほほう……見た目は重たそうだが、なかなか軽快そうな発艦ぶりだな。発艦性能に関しては普通の艦上機と比べても遜色ないな。」 ラドフォードは、F7Fの発艦を意外だと言わんばかりの口調で、そう評価した。 12機のF7Fが発艦を終えた後、今度は16機のヘルダイバーが発艦を開始して行く。 腹の爆弾倉に1000ポンド爆弾1発と、両翼に計8発の5インチロケット弾を抱いたSB2Cは、F7F、F4Uとは違って、明らかに重たそうな 感じで発艦を行って行く。 滑走速度は戦闘機よりも遅く、飛行甲板の先端を踏み越えた後は、やや機体を沈みこませてから、ゆっくりと上昇して行く。 16機のヘルダイバーの見せる発艦風景は、ラドフォードがこれまでと同様に見慣れた物であった。 「さて、次はあいつか……というか、本当に大丈夫なのかな……?」 ラドフォードは、最後の出番となった別の艦載機を見るなり、不安を覚えずにはいられなかった。 16機のSB2Cが発艦を終えると、今度は、新たに配属されたばかりのAD-1スカイレイダー12機の番となるが、このスカイレイダーが、 F7Fとは違う意味で目立っていた。 スカイレイダーは、TBFアベンジャーやSB2Cにかわる艦爆・艦攻の役割を担う最新鋭の艦上攻撃機として配備された新型艦載機である。 スカイレイダーの外見は、アベンジャーやSB2Cと比べて、どこか小振りであり、単座機と言う事もあって、アベンジャーやヘルダイバーの ごつい感じに慣れた物が見れば、スカイレイダーはどことなく頼りなさげに見える。 事実、スカイレイダーは全長11.8メートル、全幅15.2メートル、重量が5.4トンと、ヘルダイバーより大きく、やや重いが、 アベンジャーと比べるとサイズは一回り小さく、重量はかなり軽い。 しかし、そんな機体に積まれた武装は、1000ポンド爆弾が1発と500ポンド爆弾4発。そして、5インチロケット弾8発に 20ミリ機銃2門という、ヘルダイバーはおろか、アベンジャーすらも軽く凌駕する物である。 総重量にして2トン以上の爆弾、ロケット弾搭載量は、単発機が搭載できるレベルではなく、むしろA-26やB-25といった 軽爆撃機……いや、並みの重爆撃機にすら迫るレベルだ。 実戦で単発機にこれほどの装備を積んだ例は、これまでに無い。 ラドフォードは、あまりの重さに、発艦に失敗して海に墜落するのではないかと、不安で一杯であったが、彼の不安をよそに、 スカイレイダーの1番機が発艦を開始した。 スカイレイダーの発するエンジン音は、これまでに聞いた艦上機のエンジン音とは異なり、事更に大きく感じる。 総重量約2トンという、単発機としては常識外れの爆装を施されたスカイレイダーは、他の艦上機と同様、翼に風の流れを掴み、 キティホークの飛行甲板から大いなる洋上へと飛び上がって行った。 「流石はR3350エンジンだ。あれだけ爆弾を積ませたにも関わらず、悠々と上がって行きましたな。」 マッケンハイヤー艦長が誇らしげに行って来た。 「やはり、司令官は不安に思われていましたか。」 「不安も何も……訓練の時でも、スカイレイダーは1.5トンまでしか爆弾を積んでいなかったからな。しかし……」 ラドフォードは一旦言葉を区切り、2番機の発艦を見つめる。 2番機も、1番機と同様に、その重装備にへたれる様子を見せず、飛行甲板から飛び上がって行った。 「2800馬力エンジンの馬鹿力は凄い物だ。これなら、公詳にあった爆弾3トンを積んでも難無く行けそうだな。」 「いけそうではなく、間違い無く行けますよ。R3350エンジンはB-29にも採用されている程の傑作エンジンです。それに、 スカイレイダーの性能もそれに相乗する形で発揮されています。」 無口のまま、ずっと側で発艦風景をみつめていたダグラス社の技師、エドワード・ハイネマンがラドフォードに言う。 「爆弾なら、重量分ならなんでも組み合わせて積めるでしょう。整備員からも、スカイレイダーはキッチン以外ならなんでも 積ませる事が出来る、と言われている程ですからね。」 「……君は、凄い機体を作ったな。」 ラドフォードは苦笑したあと、再び発艦風景を見つめた。 程無くして、陣形を整えた最初の制空隊が艦爆隊を従えつつ、いくつもの編隊に別れたまま、爆音を上げながら輪形陣の 上空を通り過ぎて行った。 午後7時30分 ヒーレリ領リーシウィルム リーシウィルム港より3ゼルド内陸にある第12飛空挺軍司令部は、司令部や幕僚達が、昨日の深夜から断続的に舞い込んで 来る連合軍襲撃の報告と、その続報の対応をどうするかで揉めに揉めていた。 「突破して来たのは本当にミスリアル軍なのですか?かの軍は数年前の北ウェスンテル戦で我が軍が容易に蹴散らした筈なのに。」 第12飛空挺軍参謀長であるヌヤル・ジェギィク少将が、軍司令官であるスタヴ・エフェヴィク中将に問い掛ける。 ジェギィク少将は、今から5分程前に司令部へ出頭したため、エフェヴィク中将と幕僚達と違って状況が掴めていなかった。 「私も、最初聞いた時は信じ難い物があったが、情報を整理すると、どうやら本当のようだ。」 「ミスリアル軍襲撃の最初の報告が知らされたのは、午前0時10分を回ってからでした。その頃には、」 軍司令部付きの作戦参謀が、机に広げた地図を指差した。 「この辺りにまで敵が浸透していたようです。」 「な……そこは森林地帯の主防衛戦よりも内側じゃないか!第41軍団は一体何をやっていたのだ!?」 「私もそう思ったのだが……どうやら、敵は最初の攻撃を、歩兵のみで行ったようだ。それも、今ではすっかり忘れ去られた方法でな。」 「もしや、無音戦術ですか?」 「ああ。そうだ。」 エフェヴィク中将は険しい表情を張り付かせたまま、深く頷いた。 「無音戦術の発祥は、ミスリアル軍だ。今では、ミスリアル軍も含めた南大陸軍は全てがアメリカ軍と同じ装備に固めているから、攻撃に 移る時はやかましい砲撃や、戦車や装甲車を主力とした快速部隊で電撃的に突っ込んで来るだろうと、現地の軍司令部、いや、駐留軍 司令部も思っていたんだろう。私自身も、だ。」 「そこを、無音戦術であっさりと突き破られた訳ですか。」 「……実際の戦闘がどのように推移したかまでは知らないが……恐らくはな。」 エフェヴィク中将はため息を吐いた。 「駐留軍司令部は、午前1時にはミスリアル軍の撃退を命じています。ですが、この頃には、ミスリアル軍は大穴の開いた第41軍団戦区に 戦車部隊を投入して残存兵力を殲滅しており、午前3時までには、ミスリアル軍機械化部隊によって守備に当たっていた部隊は壊滅的な 損害を受けて敗走しています。その敗走部隊も、早朝までに包囲されたようです。」 「こちらに航空支援の要請は来なかったのか?」 「参謀長。わが飛空挺軍はおろか、他の空中騎士軍や駐留軍司令部にも航空支援の要請は届かなかった。敵は、こちらの航空支援が 夜間には使えない事を知っての上で、奇襲を仕掛けてきたのだろう。」 「そんな……わが飛空挺軍には夜間戦闘も出来る攻撃飛行団もあるのに!それに、ワイバーン部隊にも、数は少ないとはいえ、夜間戦闘も こなせる部隊があった筈です!駐留軍司令部は何をやっていたのですか!?」 ジェギィグ少将は驚愕の余り、思わず声を張り上げてしまった。 「君は、何故航空支援を送らなかったのかと言いたげのようだが……ミスリアル軍は無音戦術を使って戦線深くに浸透したため、航空支援を 行えば、敵の浸透下にある友軍もろとも、爆撃で吹き飛ばしてしまう恐れがある。駐留軍司令部は、それを恐れたために、命令を出せなかった のだろう。」 「ぬぬぬ……」 エフェヴィク中将の説明を聞いた彼は、敵の憎たらしい程までの戦術に、やりきれない怒りを感じた。 「10分程までに入った情報では、敵は第41軍団の戦区から戦力を集中的に投入しており、現在はアメリカ軍の戦車部隊までもが 戦線に投入されたようです。それから、他の戦区でも連合軍側の砲撃が始まっています。」 「……軍司令官!このままでは、ヒーレリ駐留軍は主力部隊が領境沿いに張り付けられたまま、敵快速部隊に後方を遮断される恐れが ありますぞ!ここは、駐留軍司令部に航空支援を行う事を要請すべきです!」 「しかし、参謀長。我々には、海側から襲撃してくる敵機動部隊の攻撃を命じられています。駐留軍司令部は、今もなお、その命令を 解除していません。」 「な……だが、今は」 その時、作戦室の扉が勢いよく開かれた。 「失礼いたします!」 伝令兵が声を張り上げながら入室し、早足で情報参謀である魔道将校に紙を手渡した。 「……司令官!リーシウィルム沖25ゼルド洋上の監視艇より緊急信が入りました!」 「何?監視艇からだと?読んでみろ。」 「ハッ!我、西方より飛来する敵艦載機の大編隊を探知せり!敵編隊の数は推定で200以上!敵編隊の針路は東方方面なり。」 「畜生!こんな時に……!」 ジェギィグが忌々しげに呟くが、それとは対照的に、エフェヴィク中将は冷静に対応した。 「参謀長。すぐに行動だ。」 「は、ハッ!」 「各飛行団に通達。敵艦載機集団、リーシウィルム接近中。攻撃飛行団はただちに全機空中待避し、戦闘飛行団は、 第14飛行団を除いて全機迎撃戦闘に参加せよ。それから、第63空中騎士軍にも敵艦載機来襲の報告を伝えろ。」 「了解しました!」 命令を伝えられたジェギィグは、すぐに通信参謀に命令伝達を命じた。 司令部内での動きが更に慌ただしくなり、通路では、伝令がひっきりなしに往来を繰り返した。 エフェヴィク中将は片手で額を抑えながら、自らの指揮下にある各航空団の編成を思い出す。 第12飛空挺軍は、3個戦闘飛行団と2個攻撃飛行団で編成されている。 3個戦闘飛行団は、第12、第14、第17戦闘飛行団であり、各飛行団は72機のケルフェラクは装備しているが、 先日のヒーレリ領民の決起の影響で、街道の物資補給効率が低下しているため予備部品が届かず整備能力が低下。 (たたでさえ空襲で補給が滞りがちであった所を、ヒーレリの反乱騒ぎの影響で余計に補給能力が低下した) 同時に稼働機が減少し、第12飛行団は64機、第14飛行団は69機、第17戦闘飛行団は58機しか動員できない。 残りの2個攻撃飛行団……第24攻撃飛行団と第45攻撃飛行団は、戦闘飛行団と同様、定数は72機であるが、こちらも 稼働機が減少しており、第24飛行団は59機、第45飛行団は62機となっている。 不幸中の幸いとして、2個攻撃飛行団は、敵機動部隊の来襲に対応できるよう、爆装、または雷装待機で滑走路脇に並べられて いたため、命令が発せられれば、いつでも出撃が可能であった。 軍司令部の置かれている飛行場には第45攻撃飛行団が駐留しており、作戦室内には早くも、魔道エンジン独特の唸りが逞しく 響き渡っていた。 「命令が変更されていないのならば、それに従うしかないな。まずは、攻撃飛行団の稼働全機を空中待避させた後、敵の空襲が 終わるまで待たせる。その後、第14飛行団を攻撃隊の護衛につけ、帰還する敵機を尾行させた後、敵機動部隊見つけ次第これを 叩く。我々が取る方法は、これしかないな。」 エフェヴィクは、すらすらとそう言い放ったが、内心では、どれだけの飛空挺が生き残れるか、不安に思っていた。 TF57より発艦した第1次攻撃隊は、午前8時10分にはリーシウィルム沖10マイル地点に到達していた。 第1次攻撃隊の指揮は、空母リプライザル艦爆隊長のヨセフ・クリンスマン少佐が執っていた。 「ウィンスバーズリーダーよりパラドックリーダーへ。聞こえるか?」 クリンスマン少佐は、レシーバーに自分のコードネームを呼ばれるのを聞き取った。 「こちらパラドックスリーダー。感度良好だ。敵か?」 「ああ。12時方向に敵編隊だ。奴さん、慌てて飛び出したのか、まだ高度を稼ぎ切っていないようだ。」 ウィンスバーズリーダーと付けられた制空隊の指揮官は、声に余裕の響きを感じさせながら、クリンスマンに報告して来る。 「それは好都合だ。向かって来る敵さんはそちらで処理してくれ。俺達は港と内陸のA飛行場、B飛行場を叩く。」 「了解!」 レシーバーから快活の良い返事が聞こえた後、攻撃隊の前方にやや突出していた制空隊が増速し始めたのか、徐々に距離を離して行く。 第1次攻撃隊は、TG57.1とTG57.2の9隻の空母から発艦した艦載機で編成されている。 内訳は、TG57.1の空母リプライザルからF4U36機、SB2C16機、TBF8機。 レイク・シャンプレインからF4U24機、SB2C16機、TBF12機、グラーズレット・シーからF6F24機、TBF12機。 軽空母タラハシーからF6F12機。 TG57.2は、キティホークからF4U16機、F7F12機、SB2C16機、AD-1A12機。 オリスカニーからF4U24機、SB2C12機、TBF8機、モントレイⅡからF4U24機、SB2C16機、TBF8機、 軽空母ロング・アイランドⅡ、ライトからそれぞれF6F8機ずつが出撃している。 総計で324機の大編隊であるが、このうち、リプライザル隊とグラーズレット・シー隊、キティホーク隊とモントレイ隊、 オリスカニー隊の戦闘機が制空隊として前方に突出しており、この135機の戦闘機で持って、攻撃隊を襲おうとする敵飛空挺を迎え撃つ。 残りの戦闘機隊は攻撃隊の周囲に張り付きながら、制空隊の妨害を突破した敵機を迎撃する予定である。 空母キティホーク戦闘機隊指揮官を務める、ジェームズ・サザーランド少佐は、愛機であるF7Fの操縦桿を握りながら、先行する リプライザル隊のF4Uを追う形で、指揮下の飛行隊と共に敵編隊に向かった。 「ウィンスバーズリーダーより全機へ。敵編隊の数は約100機。その後方にワイバーンと思しき編隊も居る。リプライザル隊と グラーズレット・シー隊は正面から行く。キティホーク隊、モントレイ隊は敵の右側面、オリスカニー隊は左側面から攻撃しろ。」 「こちらサンディリーダー、了解!」 サザーランド少佐はそう返事してから、指揮下にあるF7F、F4Uのパイロット達に命令を伝える。 「こちらサンディワン。各機に告ぐ。敵編隊に右側面に回り込み、攻撃を行う。キティホーク隊とモントレイ隊は俺に続け!」 サザーランド少佐はそう言いながら、愛機を右に傾け、リプライザル隊とグラーズレット・シー隊から離れる。 指揮下にあるF4U、F7Fはサザーランド少佐の動きに習う。一群の編隊が敵編隊の右側面を衝く形で動いて行く。 これを見て、敵編隊の指揮官も何らかの指示を出したのであろう。 2、30機ほどの飛空挺がキティホーク隊、モントレイ隊に挑みかかるように、編隊から離れていく。 この時、サザーランドの率いるキティホーク隊とモントレイ隊の高度は5000メートル。それに対し、敵編隊の高度は4000メートル程であった。 程無くして、先行していたキティホーク隊は、敵編隊のほぼ上方に占位する形となった。 敵編隊は既に上昇を開始しており、高度差は幾らか縮まっているものの、米艦載機隊が有利な位置にあるのには変わらない。 「突っ込むぞ!」 サザーランド少佐は、短い一言を発した後、愛機の操縦桿を一気に押し倒した。 戦闘機としては大型の機体がガクリと首を下げ、猛速で敵機めがけて突っ込んでいく。 敵も増速しているため、距離はあっという間に縮まる。 サザーランドは、とある敵機に狙いを付けた。形からしてケルフェラクである。 眼前の照準器に敵機の姿が重なる。風防を撫でる風の音を耳にしながら、サザーランドは急速に大きくなる敵機に向けて、機銃の発射ボタンを押した。 機首の12.7ミリ機銃4丁と、主翼の付け根にある20ミリ機銃4丁が火を噴き、F4F、F6Fに乗っていた頃に体験した射撃とは一味違った振動と、 大小8本の火箭が、狙った敵機に向けて白煙を引きながら飛び去っていく。 狙いがややずれたためか、8条の火箭は敵機のやや右側に逸れて行った。 サザーランドは、最初はこんな物かと思いながら、目標とした敵機と猛速ですれ違う。 敵機も両翼から魔道銃を放っていたが、これもサザーランド機と同様、1発も当たる事は無かった。 サザーランドは、新たな目標を定めて、すぐに発射ボタンに力を入れる。 目測で200メートル程にまで迫った所で、機銃の一連射を加え、すぐに機体を横滑りさせる。 今度は狙いが正確に決まったため、発射された火箭が敵機の機首部分や操縦席に向かって行くのが見えた。 (今度は当たったか) サザーランドは心中で呟くが、この射弾が命中したか否かは、互いに高速ですれ違う正面戦闘では正確に確認できない。 再び、サザーランド機と敵機は、猛速ですれ違って行った。 サザーランドは敵編隊のただ中を下に飛び抜ける間、計3機の敵機と切り結び、うち、2機に有効弾らしき射弾を浴びせる事が出来た。 敵飛空挺隊とキティホーク、モントレイ隊の正面戦闘が一通り終わった。 この時、キティホーク、モントレイ隊は2機が撃墜され、5機が被弾して早くも戦線離脱を図ろうとしていた。 それに対して、敵側は7機が撃墜され、4機が機体に損傷を負っていた。 (見た所、敵はケルフェラクのみではなく、より小型のドシュダムも混じっているな。) サザーランドは愛機の機体を上昇させながら、正面戦闘の際に見た敵機の姿を思い出す。 敵編隊は、その3分の1ほどがドシュダムと呼ばれる飛空挺で構成されていた。 普通、ドシュダムはドシュダムのみで。ケルフェラクはケルフェラクのみで編成されている筈なのだが、キティホーク、モントレイ隊と 戦っている敵編隊は、今までに無かったケルフェラク、ドシュダムの混成編隊のようだ。 (もしかしたら……この敵編隊は、壊滅判定を受けた飛行隊の生き残りを集めて編成した、臨時の混成部隊なのかな) サザーランドはそう呟きつつ、愛機を再び敵機に向け始める。 既に各機は、訓練通り、2機1組の小編隊に別れて敵機との戦闘に移ろうとしている。 「少佐!2時方向から敵機が2機向かって来ます!」 「OK!シバーズ、いつもの通りにやってくれ!」 サザーランドは、相棒のケイス・シバーズ中尉に指示を下した。 「了解です!少佐のケツは守り通して見せますぜ!」 シバーズ中尉の陽気な返事に苦笑しながらも、サザーランドは時折、周囲を確認しながら、迫り来る2機の敵機に注意を払う。 2機のケルフェラクは、サザーランドのペアから1000メートルほど迫った所で、1機ずつに別れた。 「……どうやら誘っているようだな。」 「逆サンドイッチですな。どうします?」 「……いいだろう。ここは引き受けてみるか。散開だ。」 サザーランドは意を決し、シバーズにそう命じた。 「了解です!自分は右の敵を狙います!」 「OK!俺は左の奴とやり合う!」 サザーランドとシバーズは、短いやり取りの後、それぞれの敵に向かって行った。 シバーズの言う逆サンドイッチとは、シホールアンル軍がここ最近多用する対サッチウィーブ用の戦術である。 アメリカ軍航空隊は、常に2機1組のペアでもって敵に戦いを挑むが、シホールアンル軍は、状況によっては米軍と似たような ペア戦術で対抗するものの、それ以外はに単騎格闘戦にこだわる者が少なくない。 そのようなワイバーンや飛空挺は、サッチウィーブの餌でしか無かった。 だが、今年に入ってから、シホールアンル軍航空部隊にはある変化が表れ始めた。 今まで、シホールアンル軍飛空挺やワイバーンは、ペアで連合軍航空隊に戦う時は相互に連携して戦いを進めようとして来たが、 サッチウィーブほどは洗練されておらず、特に、ここ最近はワイバーンに乗る竜騎士の質が急激に低下して来た事もあって、ペアを 組んでも蹴散らされる時が多々あった。 だが、飛空挺隊ではそのような光景はあまり見られなかった。 今年の3月。海兵隊航空隊VMF-721のコルセア24機が飛空挺隊18機と交戦した際、それは本格的に起こった。 海兵隊航空隊のパイロットは、海軍航空隊と同様の飛行訓練を受けている事もあって、その戦術も海軍のそれと瓜二つである。 VMF-721は、ケルフェラク18機と交戦を開始した際は、約1000メートルほどの高度差を有していたが、戦闘の結果は、 VMF-721が9機撃墜され、7機が損傷をうけ、後に3機が廃棄処分されたに対して、撃墜できたケルフェラクは、僅かに4機という有様である。 この戦闘は、VMF-721の明らかに敗北であった。 後に、VMF-712の所属する第1海兵航空団の同僚部隊である、VMF-61指揮官マリオン・カール中佐は、その時の戦闘を経験した パイロットから、 「サッチウェーブを仕掛けようとしたら、後方支援のペアが別の敵機に横合いから撃たれ、連携が崩れた所を狙っていた敵機に反撃された。」 という報告を受けていた。 後の調べでは、ウィーブで敵の攻撃を誘っていたペアのほぼ全てが同じような攻撃を受けており、どの証言でも、後方支援役のペアが真っ先に 攻撃を受けたとあった。 海兵隊航空隊からもたらされたこの情報は、直ちに太平洋艦隊司令部にも伝えられており、その後も、海兵隊航空隊のみならず、海軍航空隊や 陸軍航空隊、その他の連合軍航空隊も似たような攻撃を受けて少なからぬ被害を受けている事から、シホールアンル軍航空部隊が、サッチウィーブを 含むペア戦術に対する何らかの対処法を編み出した事は確実と言えた。 つい最近になって判明したこの戦術は、このようになっている。 まず、ウィーブを仕掛けるペアをシホールアンル機が見つけるや、まずは1機がそれにわざと乗って、ペアに攻撃を仕掛けていく。 米軍機のペアは、突っかかって来た“カモ”を料理すべく、狙われる機が巧みに攻撃を交わしている隙に、支援役が好位置に占位して、僚機を 落とさんとする敵機やワイバーンに機銃弾を浴びせ、撃墜しようとする。 だが、支援機に狙われる“カモ機”は、アメリカ流に言うと、ウィーブで良く使う罠機の役割を担っている。 カモ機を狙おうとした支援機は、シホールアンル側のもう1機のカモになる。 米軍機の支援役が気付いた頃には、シホールアンル側の支援機が味方を撃墜される前に、好射点に占位して敵機を撃墜する、という算段である。 サッチウィーブを仕掛けた米軍機ペアを、逆にサンドイッチにするというシンプルな方法であるが、その効果は侮りがたい。 この戦術を知った米海軍の戦闘機パイロット達は、シホールアンル側にサッチウィーブのお株を奪われた事に驚愕すると共に、シホールアンル空軍の 適応力の高さを認めざるを得なかった。 ペア戦術に持ち込もうとすれば、逆に敵のペア戦術に嵌って危うくなる。 敵のペア戦術を避けようとすれば、米軍機特有の運動性能のお陰で単機戦闘は危うい。 今年3月から7月下旬までのシホールアンル軍機とアメリカ、連合国軍機の戦闘は、そのような状況で行われた。 依然として、圧倒的な物量を誇る(主に米軍であるが)連合軍の前に、シホールアンル軍航空部隊は押されているが、損害比率では、 飛空挺隊のみならず、ワイバーン隊にも新戦術が浸透し始めた事で、全体的に互角か、むしろ連合軍の方が多くなっていた。 サザーランド少佐は、ペアを解いて離れていく敵機を見るなり、得意の格闘戦に引き込もうとしている事に気が付いていた。 「ペアを組めば逆にサンドイッチ。かといって、ペアを解いて単機戦闘を挑めば、機動性の高いシホールアンル機が有利になる。 見事な戦法だよ……」 サザーランドは、愛機の速度を更に上げた。 「だが………このタイガーキャットは、見た目は重そうだが、今までの戦闘機とは明らかに違うぞ。」 サザーランドが呟く間、速度計の針はぐんぐん上がっていく。 左右に搭載されている2基の2100馬力エンジンは、その巨体に似合わぬほどの加速性能を与え、今では、速度計の針は 680キロを指している。 この時点で、F4Uの最新型の速度を超えているのだが、タイガーキャットはまだまだスピードを上げていく。 1200メートル程離れていた敵機が、徐々に近づいて行く。 速度計は680キロどころか、ベアキャットの最高速度である694キロを指してもまだ止まらず、遂には700キロを突破した。 ケルフェラクとの距離はより早い勢いで縮まり、400メートル程まで迫った。 ここで、タイガーキャットの速度性能が尋常じゃない事に気付いたのか、ケルフェラクは右に旋回を始めた。 その動きは、一見してなめらかに思えるものの、サザーランドには、どこか慌てふためいたようにも見えた。 「格闘戦に引きずり込もうとしてるな。その判断は正しい。だが……」 サザーランドも、旋回した敵機を追う形で右旋回に移る。 サザーランド機とケルフェラクは、1対1の巴戦を始めた。互いにぐるぐると回り、その尻尾を掴もうとする。 旋回性能の劣る米軍機にとって、シホールアンル機との巴戦ほど苦手な物は無い。 しかし、タイガーキャットは違っていた。 1回転、2回転、3回転、4回転と、タイガーキャットとケルフェラクは回り続けるが、この時点で勝負は決まったような物であった。 最初の回転で、タイガーキャットの旋回半径はケルフェラクのそれとほぼ同等に思えた。 これだけでも、格闘性能が苦手気味な米軍機としては驚くべき物だが、本番はそこからであった。 2回転目で、タイガーキャットの旋回半径は、ケルフェラクよりやや小さくなる。 3回転目では、旋回半径は更に縮まり、サザーランドは旋回時のGを堪えながらも、照準器のやや上に敵機の尾翼が映るのを確認する。 4回転目で、操縦席に見える敵機の姿は、尾翼と胴体部分にまで拡大していた。 そして、第5回転目で、敵機の姿は照準器の外縁に触れていた。 6回転目に達した時、サザーランド機は、敵機の機首部分を照準器の向こう側に映すまでになっていた。 その瞬間、60メートルほど先のケルフェラクの操縦席で、パイロットが仰天した様な動きで、サザーランド機を見た。 サザーランドは無言のまま機銃の発射ボタンを押す。 機首の12.7ミリ機銃と、両翼の20ミリ機銃計8丁が、旋回中と言う事もあり、弓なりの弾道を描いてケルフェラクに殺到する。 弾き出された曳光弾の束が、敵機の胴体中央から尾翼部分にかけて撫で回すのを見た所で、サザーランド機は敵機とすれ違う。 旋回を止め、機体を左に傾けると同時に、サザーランドは、重い頭と体を捻り回して、銃撃した敵機を確認する。 「くそ……意外と機内が狭いから、やや体を動かし辛いな。」 彼は、機内の狭さを煩わしく感じながらも、しきりに索敵を続ける。 タイガーキャットは、ほぼ全ての性能に置いてF6Fを凌駕する新型機であるが、欠点が無い訳ではない。 その中の1つが、機内の狭さである。 F7Fは、2つの大馬力エンジンと強力な武装、そして、単発機に引けを取らない格闘性能を有するが、それを実現するため、 機体はグラマン鉄工所の異名を持つメーカーの航空機にしては、意外なほど細く作り込まれている。 そのため、大柄のパイロットが乗ると索敵のさいに機内の狭さがネックとなり、タイガーキャットはとあるパイロットから、 「性能は最高だが、狭くて乗り難い」 とクレームが付けられるハメになっている。 ただ、機体の性能は折り紙つきであり、サザーランドはそれに免じて、F7F特有の狭さは我慢する事にしている。 「お……居たぞ。」 サザーランドは、自分の撃った敵機を見つけた。 ケルフェラクは、胴体中央部の辺りから白煙を噴き出しながら降下を続けている。 程無くして、敵機の操縦席からパイロットが飛び出し、10秒後にパラシュートが開いた。 敵のケルフェラクは、サザーランド機の射撃で致命弾を受けたようだ。 「よし、まずは1機撃墜だな。」 サザーランドは、タイガーキャットに乗ってから上げた初戦果に、しばしの間頬を緩めた。 「さて、シバーズの奴は上手く行っているかな。」 彼はそう呟くと、愛機の機首を空戦域に向け、離れた僚機の捜索に向かって行った。 午前8時 リーシウィルム上空 空母キティホークより発艦した12機のスカイレイダーは、他の空母より発艦したヘルダイバー、アベンジャーと共に、 リーシウィルム港東方にある敵飛行場に接近しつつあった。 「目標はあれか……飛行場が3つあるな。」 キティホーク艦攻隊指揮官のロジャー・ヴィックストン少佐は、前方に数キロ程の間隔を開けて並ぶ、大小3つの飛行場を見つけていた。 「確か、飛行長から聞いた話では、攻撃目標はA飛行場とB飛行場の2つと聞いていたんだが、3つめの飛行場については何も言わなかったな。」 彼はそう呟きながら、自分達の中隊はどこの飛行場を攻撃するのか気になった。 「攻撃するとしたら、真ん中の小さな飛行場では無く、その左右にある大きめの飛行場になるか……リーシウィルム港はレイク・シャンプレイン隊が 叩いているが、攻撃機の数はまだ多い。半分ずつに分けても敵飛行場を充分に叩けるな。さて、AかBか……指揮官の判断はどう出る?」 ヴィックストンがそう言うや、答えだとばかりに攻撃隊指揮官機から攻撃目標の割り当てを伝えられた。 無線機からは、まず、グラーズレット・シー隊とリプライザル隊がA飛行場。キティホーク隊もA飛行場を攻撃せよと伝えられた。 続いて、B飛行場にはオリスカニー隊とモントレイ隊が攻撃を行う事に決まった。 「A飛行場か……真ん中の小さい飛行場の北側5マイル程の場所にある奴だな。先行しているリプライザル隊やグラーズレット・シー隊に獲物を 全て食われそうだな。」 ヴィックストンは、いささか物足りなさそうな口調で呟く。 彼の率いるキティホーク艦攻隊は、装備機の全てが最新鋭のAD-1スカイレイダーで編成されており、今回の作戦では、24機が母艦に搭載されている。 第1次攻撃隊には、その半数の12機が参加し、全機が1000ポンド爆弾1発、500ポンド爆弾4発、5インチロケット弾8発を搭載している。 1機当たりの攻撃力は、これまでに使われてきたアベンジャーやヘルダイバーの2倍以上を誇るのだが、その破壊力を示す前に、まずはリプライザル隊と グラーズレット・シー隊の攻撃が終わるのを待たねばならない。 リプライザル隊とグラーズレット・シー隊の総計32機(36機あったが、3機が突破して来た飛空挺に撃墜され、1機が不調で引き返している)は、 キティホーク隊の事など考えずに、敵の滑走路や地上施設を片っ端から爆砕して行くであろう。 「こちら指揮官機。VT-42指揮官へ、聞こえるか?」 「?……え、ええ。こちらVT-42指揮官、感度良好。」 「VT-42は、真ん中の飛行場を叩いて貰いたい。放っておいても1時間後に来る第2次攻撃隊の連中が片付けてくれると思うが、俺達が攻撃を 終了した後にあそこを拠点として態勢を立て直す事も考えられる。VT-12のみにやらせてしまうが、無理はしない程度で構わん。とにかく、 機能を麻痺させる程度でもいいから、あそこを叩いてくれ。」 「真ん中の飛行場ですか……了解です!」 ヴィックストンは部下に命令を伝える。 「全機に告ぐ。VT-42の目標は変更された。目標は、真ん中の飛行場だ。」 「隊長。真ん中の飛行場の爆撃は俺達だけでやるんですか?」 「そうだ。VB-12はそのまま、A飛行場に向かう事になった。あの飛行場は、俺達、12人で叩かねばならんようだぞ。」 「なるほど……腕が鳴りますなぁ。」 部下の1人が、余裕を思わせる口調でそう言い放つ。 「そう言う訳だから、VT-12は今より、あの飛行場に向かう。攻撃方法は、内地で陸軍サンから習った奴で行く。」 「メリーゴーランド戦法ですな。まさか、海軍航空隊の俺達が、あの戦法を使う事になるとはね……」 「では諸君。あそこに居るシホット達に挨拶をしてやろう!」 ヴィックストンはそう言いながら、愛機の速度を上げる。 12機のスカイレイダーは、進撃中にほぼ1本槍となり、猛速で真ん中の飛行場に向けて突進していった。 アメリカ軍側から真ん中の飛行場と呼ばれたバーバトリ飛行場では、高度を下げながら向かって来る米艦載機に対して、対空魔道銃や 高射砲を向けて待ち構えていたが、急造飛行場のため、対空兵器の数が全般的に不足していた。 「おのれ、アメリカ人め!目につく獲物は片っ端から攻撃するつもりだな!」 バーバトリ基地に駐屯する第12飛行団指揮官であるキジル・レクァスサス准将は、痩せて細くなった顔を青ざめる。 バーバトリ基地は、対空魔道銃が24丁と高射砲が8門配備されているが、バーバトリ基地よりも設備が大きいフェボスコ基地とルルシガ基地は、 魔道銃49門と高射砲24門を配置しており、バーバトリ基地の空の守りは貧弱であった。 基地の設備は、急造飛行場にしては意外と整っており、格納庫や宿舎等の、地上施設の作りは2つの飛行場と比べても遜色ない。 また、規模が小さいとはいわれているものの、フェボスコ基地とルルシガ基地は滑走路の長さが900グレル(1800メートル)、バーバトリ基地は 長さが700グレル(1400メートル)と、大きな差は無く、規模的にもほぼ標準と言える。 「閣下。こちらに向かって来る敵機ですが、数は10機前後のようですな。」 「ふむ、そうらしいな。敵は少数だから、滑走路を狙って来るだろう。滑走路に穴が開けば、飛空挺の発着が出来なくなる。忌々しい連中だ!」 レクァスサス准将は、10機前後の少数機で飛行場襲撃を企てる生意気なアメリカ軍機に腹を立てた。 「ただ、敵は艦載機です。アメリカ軍艦載機は、大抵が爆弾1発か、それに多少の推進爆弾を搭載しているだけです。連中がこちらに 向かって来る限り、被害を受けるのは免れませんが、少なくも、基地を壊滅状態に陥れる事は不可能でしょう。」 「ほほう……確かに、君の言う通りだな。」 レクァスサスは、副官の言葉に深く頷いた。 「それに、穴が開いても、しばらくはここに飛空挺を置かなければ良い事です。復旧するまでは、ここから50ゼルド西にある予備飛行場に 残存機を避退させましょう。」 「わかった。その前に……あの小うるさい米艦載機群を追い払おう。我々は念のため、防空壕に非難だ!」 レクァスサスは、司令部の幕僚と共に、司令部宿舎から100メートルほど離れた防空壕に移動した。 防空壕の中に待避した直後、待ち構えていた対空部隊が一斉に射撃を開始した。 「珍しいな。敵機は低高度のままこっちに向かって来るぞ。」 防空壕の入り口で、副官と共に敵を観察していたレクァスサスは、そこで異変に気付いた。 米軍機の編隊は、低高度から暖降下の要領で、飛行場の南側から迫りつつある。 それに加えて、10機前後の敵機は、ほぼ単縦陣のまま攻撃に移ろうとしている。 この動きは、2度ほど米艦載機の空襲を経験しているレクァスサスにとって不思議に見えた。 「敵の艦載機は、大抵は高空からの急降下爆撃か、水平爆撃、あとは申し訳程度の機銃掃射ぐらいだと思ったのだが。」 「連中、数が少ないから、比較的命中精度の高い暖降下爆撃で、こっちを攻撃しようとしているのでしょう。」 「そうか……全く、舐められた物だ。」 彼らが会話を交わしている間にも、敵機は飛行場との距離をぐんぐん詰めて来る。 この時になって、レクァスサスは、米軍機の機影が、いつも見て来たヘルダイバーやアベンジャーとは異なる事に気付いた。 「ん?あれは……今までの敵機とは違うぞ。」 「操縦席が小さいですな。もしや、単座機ですかな。」 「そうらしいな。それにしても、対空部隊の連中は何やってるんだ……」 レクァスサスは、一向に敵を撃墜出来ずにいる、対空部隊の腕に失望した。対空部隊の兵員は、大半が新兵であるため、対空射撃の腕は心許ない。 そのため、派手に魔道銃や高射砲を撃っても、その殆どは見当外れの位置に弾がそれていた。 敵艦載機の先頭機が、機首のエンジンを轟々と唸らせながら投弾コースに入っていく。 敵機が滑走路の先端まで接近した時、胴体から1発の爆弾を投下した。 投下直後、敵機は機首を上げて旋回上昇に移っていく。 爆弾は、過たず滑走路に突き刺さった。大音響と共に爆発が起こり、整地された土色の滑走路に爆煙と夥しい量の土砂が噴き上がる。 1番機の爆弾が炸裂した後、2番機が爆弾を投下する。 2番機の爆弾も滑走路に突き刺さり、爆発音と共に滑走路を深々と抉った。 敵機は、対空砲火の応戦をものともせず、次々と暖降下爆撃を仕掛けていく。 滑走路では、着弾から数秒ほどの間を置いてから、再び着弾と言う光景が繰り返され、700グレルあった滑走路は、南側から北側にかけて、 順繰りに耕されていく。 防空壕は、敵機の爆弾が炸裂する度に揺さぶられ、滑走路から噴き上がった土砂が防空壕にまで降りかかって来た。 あっという間に、全ての敵機が爆弾を投下し終え、バーバトリ基地の滑走路は12発の爆弾によって満遍なく耕されていた。 「ぬぬ……敵機の腕が良かったようだな。滑走路が酷い事になっているぞ。あれでは、復旧に数日を要すかも知れんなぁ……?」 レクァスサスは、防空壕の真上を飛び去っていく米軍機を見た時、不意に思った。 (……敵の艦載機は、翼に数発も爆弾を積めたか?) 彼の心中に疑念が渦巻いて行く。 その時、彼と同じく、入口で敵の爆撃を観察していた副官が、更なる異変を知らせて来た。 「司令!爆撃を終えた1番機が再び爆撃態勢に入っています!」 「何!?」 レクァスサスは仰天したが、すぐに落ち着きを取り戻す。 「いや、敵は確か、推進爆弾を持っていた筈だ。滑走路を潰した後は、基地の施設が狙われるだろうが……こうなった以上は仕方が……!?」 彼は言葉を言い終えようとしたが、それは、敵機の見せた思わぬ行動によって遮られた。 信じられない事に、旋回して投弾コースについた敵1番機は、格納庫に接近するなり、推進爆弾ではなく、通常の爆弾を投下したのである。 爆弾は、翼から投下されていた。 (ハッ、もしかしたら、あれは小型爆弾かもしれんぞ) 彼は心中でそう呟いた。だが、その思いとは裏腹葉に、爆弾の命中を受けた格納庫は、一息に爆砕されてしまった。 「なっ……あれは通常の破砕爆弾だぞ!威力が小型爆弾とは比べ物にならん!!」 「あっ、2番機が!」 いつの間にか、1番機の後方に続いていた2番機が、1番機と同様に両翼から爆弾を投下する。 爆砕された1番格納庫の隣にあった2番格納庫が、修理中であった2機のドシュダムもろとも、敵機から投下された2つの爆弾に破壊され、 紅蓮の炎と濃い黒煙が噴きあがる。 8個ある格納庫は、再び投弾コースに入った米軍機によって、1つ、また1つと叩き壊されていく。 8個の格納庫が1つ残らず破壊されるまで、さほど時間はかからなかった。 「!?また来たぞ!!」 副官が悲鳴のような声を上げた。 「おい、またか!まだ12番目の敵機が爆弾を投下し終えたばかりだと言うのに……しかし、この敵機の方法、どこかで見たような覚えが。」 レクァスサスは、不意に、なんらかの既視感に囚われた。 敵艦載機は、これまでの敵艦載機とは違って爆弾の搭載量を増やしてある。そのため、11番機から12番機までが投弾を終えた後、再び旋回に入ろうとしている 時に、既に1番機が別の目標を攻撃する、という感覚で爆撃が行われている。 その際、敵機の編隊は、1本と化した棒が延々と回り続けているようにも見える。 「……司令!あいつら、陸軍機の得意とする回転攻撃を使っていますよ!」 「回転攻撃……おい!確か、敵機は、今までに見た事もない姿をしていたな?」 「え、ええ。」 「もしかしたら、敵機動部隊は、対地攻撃力を大幅に増強した新型機を投入して来たのかも知れん。そうでなければ……」 彼の言葉を遮るように、再び爆発音が響き渡る。 「このような、ヘルダイバーやアベンジャーでは実現不可能な継続攻撃を出来る筈が無い!」 レクァスサスの叫びと同時に、新たな爆弾が着弾し、防空壕が大きく揺れ動いた。 第3回目の攻撃は、敵飛行場の地上施設と対空陣地に向けて行われた。 ヴィックストン隊の半分は敵の地上施設を狙い、その半分が点在する対空陣地を攻撃している。 「今の攻撃で新たに建物を3つか4つ潰せたな。」 「隊長!敵の高射砲2門と機銃座4つを破壊しました!」 ヴィックストンのレシーバーに部下の声が響いて来る。 「ようし!まだロケット弾が残っている。こいつを浴びせるまでここを叩くぞ!」 ヴィックストンは指示を飛ばしながら、再び機体を飛行場に向けた。 5発の爆弾を投下したスカイレイダーは軽くなっており、動きも投弾前と比べて機敏になっている。 目の前には、敵飛行場の姿があるが、VT-42の攻撃の影響で、滑走路には満遍なく穴が開き、地上施設の半数以上は 爆弾を食らって、激しく炎上していた。 「しかし、陸軍さんの得意としてメリーゴーランド戦法を、俺ら海軍航空隊がやる事になるとはね。」 メリーゴーランド戦法とは、陸軍が得意とする地上攻撃戦法、回転木馬爆撃の事を指している。 回転木馬爆撃とは、攻撃に当たる爆撃隊が、敵地上軍に対して行う波状攻撃の様な物であるが、その方法は、普通の波状攻撃とは 幾らか異なる。 まず、敵部隊を発見すると、攻撃に当たる爆撃隊は、教導機を先頭(指揮官機が普通だが、腕に自信のあるベテランが率いる事もある) に一列縦隊を形成して攻撃に向かう。 敵が対空砲火を放つ中、爆撃隊は暖降下爆撃の要領で敵に接近し、爆弾を投下する。 爆弾を投下した機体は、すぐに旋回して縦列の後ろに付き、新たな爆撃行に移り、目標に爆弾やロケット弾、機銃弾を浴びせていく。 この攻撃は、最低でも1個小隊(4機編成)から1個中隊規模の爆撃隊で行う物であるが、その際、爆撃隊が敵軍の上空で、延々と 輪を描いて飛行を続ける事から、回転木馬爆撃という名が付いている。 この方法は、爆弾搭載量に余裕のあるA-20ハボックやA-26インベーダー、B-25ミッチェルといった軽爆撃機や、 P-47サンダーボルト等を有する陸軍航空隊が主に使っていた。 一方で海軍航空隊の艦爆や艦攻は、昨年から5インチロケット弾を追加された事で攻撃力が増加した物の、基本的には、艦爆隊は 急降下爆撃、艦攻隊は水平爆撃を行って帰途に好くのが殆どであり、陸軍攻撃隊と比べて、継続的攻撃力に欠けていた。 また、機動部隊の母艦航空隊は、敵機動部隊や敵艦隊の水上艦に対する攻撃も請け負っているため、強力な敵の対空砲火を避けるための 一撃離脱戦法が身に染みている母艦航空隊では、地上支援でも一撃離脱に徹する場合が多々ある。 しかし、新型艦載機であるAD-1スカイレイダーは、機首の2800馬力エンジンのお陰で、最大で3トンもの爆弾を積む事が出来、 地上の支援攻撃においては、陸軍航空隊が行っていた爆撃戦法もできるようになった。 スカイレイダーの初陣は、海軍航空隊初となる、回転爆撃戦法の効果を示す点で絶好のチャンスとなり、バーバトリ基地は、新鋭機の 圧倒的な攻撃力によって見るも無残な姿に変えられつつあった。 投弾コースに入ったヴィックストンは、次の獲物を、滑走路の右脇にある1階建ての細長い司令部施設と思しき物に決め、愛機の速度を速めた。 生き残った対空砲火陣が必死に応戦して来るが、彼はそれを気にする事無く、目標目掛けて突進して行く。 500メートルまで上がっていた高度計が再び下がり始めていく。 周囲に魔道銃の光弾が吹き荒び、時折、思い出したかのように前方や後方で高射砲弾が炸裂する。 唐突に、カーンという甲高い音が鳴り、機体が揺さぶられたが、愛機の機体は敵弾を難無く耐え切ったようだ。 高度計が急激に下がり、目標との距離が急速に縮まる。 目標としていた建物から、幾つかの人影が慌てて飛び出してくるのが見える。 ヴィックストンはそれに目が入らぬとばかりに、躊躇い無くロケット弾の発射スイッチを押した。 両翼から8発の5インチロケット弾が放たれる。8発のロケット弾は、白煙を引きながら過たず、目標の建物に命中した。 日本式の長屋に似たような形を持つ敵の地上施設は、半分ほどを飛来するロケット弾によって粉砕され、爆炎と破片を派手に撒き散らした。 爆砕された地上施設の上空を、ヴィックストンのスカイレイダーはエンジンをがなり立てながら通過して行った。 午前8時30分 リーシウィルム沖西方200マイル地点 空母リプライザルに座上しているTF57司令官ジョン・リーブス中将は、通信参謀から、今しがた届けられた第1次攻撃隊の戦果報告に 聞き入っていた。 「敵A飛行場を爆撃、敵の抵抗大なるも効果甚大との事です。続いて、B飛行場はに対しては、我、B飛行場を爆撃し、相当の 損害を与えるも、効果不十分。第2次攻撃の要あり、との報告が届けられています。」 「A飛行場は壊滅させたが、B飛行場は基地機能を奪わせるまでに至らずか。やはり、敵も待ち構えているとあって、一撃で 決められぬ所も出てきてしまうな。」 リーブスは腕組をしながら、通信参謀に言う。 「B飛行場に対しては、8時頃に発艦させた第2次攻撃隊がとどめを刺してくれるでしょう。それから……」 通信参謀は一旦言葉を切り、紙をめくってから続きを言う。 「攻撃直前に発見されたC飛行場に関しては、キティホーク所属のVT-42が攻撃を敢行しています。報告電には、 われ、敵C飛行場を爆撃、効果甚大。敵飛行場の完全破壊を確認せり、とあります。」 「敵飛行場を完全破壊とは……確か、VT-42は12機のみだったな?」 「はい。VT-42は、新鋭のAD-1スカイレイダーを装備しており、攻撃を行ったのはその中の12機です。」 リーブスは、思わず苦笑を浮かべた。 「30機以上でB飛行場を攻撃しても撃破できなったのとは比較して、12機でC飛行場を撃破……か。」 「スカイレイダーは、爆弾搭載量がアベンジャーやヘルダイバーと比べて2倍以上です。傍目から見ればたったの12機ですが、 実質的には、アベンジャー、ヘルダイバー30機分の爆弾を叩き付けた事になります。また、C飛行場の抵抗が、A、B両飛行場と 比べて薄かった事も、VT-42が暴れまわれた原因の1つです。」 「ふむ、VT-42には、いくらかの運も付いて回っていた事になるか。だが、それを差し引いても、スカイレイダーの威力は凄まじい物だ。」 「スカイレイダーと同様に、初陣のF7Fも奮闘しているようです。」 航空参謀が付け加える。 「F7Fは、F6FやF4Uと比べて格闘性能も向上しています。そのため、空中戦ではF7Fが格闘戦の末、敵戦闘機を追い詰めて 撃墜した、という無線通信も傍受しております。」 「素晴らしい。これで、第1ラウンドは我々が大勝した事になるな。」 リーブスは、満足気な口調でそう言い放った。 「……どうした?」 唐突に、艦橋に入って来た通信士艦が通信参謀に紙を手渡した。紙面の内容を一読した通信参謀は、リーブスに顔を向ける。 「司令。進撃中の第2次攻撃隊より緊急信です!敵の飛空挺、ワイバーンの混成編隊が、大挙して洋上の我が機動部隊に向かいつつあるようです!」 「敵との距離は?」 「ハッ!TF57と敵編隊の距離は、東に180マイルほどになります。あと30マイル進めば、ピケット艦の哨戒網に入るでしょう。」 話を聞いたリーブスは、予想通りといった様子で次の指示を下す。 「航空参謀!至急、待機していた戦闘機を発艦させよう。上空にいるCAPも含めて、敵編隊を迎撃する。」 「アイアイサー。」 リーブスの指示を受け取った航空参謀は、すぐさま艦橋を離れて行った。 彼は航空参謀の後ろ姿を負った後、体をスリットガラスに向けた。 「第1ラウンドはこっちの勝ちだが、すぐに第2ラウンドが始まる。敵は総力を上げて反撃してくるだろうから、我が機動部隊にも 敵は殴りかかって来るだろう……その時、この艦の性能がカタログスペック通りに発揮されるだろうか……」 リーブスは、ため息を吐きながら、来る防空戦闘に思いを馳せていた。
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第17年度 総評 リーグ2位 72勝73敗1分 勝率.497 最大連勝6 最大連敗7 打率.275 1377安打 73本塁打 19盗塁 20失策 防御率3.31 リーグ4位 シーズン回顧 前年とは違い、開幕直後から苦戦を強いられる。しかし交流戦ではさすがの好成績を収め、首位に。だがしかしここから再び他球団の追い上げに遭い、失速。15球団が優勝を争う中、9月末に横浜戦3タテを含む5連敗で脱落、最終ヤクルトとの3連戦で2勝1敗であったが一歩及ばず、久しぶりのBクラスとなった。 しかし最後のヤクルト戦で3タテをし、来期への希望を残した。 オフには実績ある選手の獲得に成功(猫ひろし 阪神→3年契約・ニコル 阪神→3年契約) マルッチの息子であるマシス、ゼットンの息子であるダムダム人の加入。両投手の引退は惜しまれたが、息子にもチームにも遺産を残してくれた。 守備の要であるイージスも同年に引退したものの、直後に同じく守備職人のキティホークが新規加入。早い段階での守備への期待を高める。 第17年度選手成績一覧 野手成績 ニートナイト様はさすがの活躍。40歳になっても活躍を続けるこの男に常識は通用しない。また、しじんもすばらしい活躍。1・2番揃って幾度となくチャンスを演出した。 奈良県警は3割こそ逃したものの2年連続30本100打点を記録。もはやこれは最低のライン。この程度で驚いていては失礼だろう。 宗一郎はパワーの衰えは隠しようもないが、その分高打率を残しチームの中軸としては申し分ない成績を残した。引退は実に惜しい 今岡誠・高山芳樹は確実に成績を伸ばしている。が、この程度で満足するような彼らでもあるまい。さらなる成長を期待したい。 桜井隼人は前年よりも成績が向上。将来が楽しみである。 しかし、イージスは初失策を犯したことを機に引退、梵が迷惑選手として削除されるなど、残念なことも多かった 投手成績 前年まで文句なしのエースだったラブクックがまさかの9つ負け越し。チームにとっても大誤算であった。しかし、前年負け越しのひまちゃんがエースとして活躍、20勝を上げ負けはわずかに5つ、防御率1.54という素晴らしい活躍を見せた。また、美貴帝は負けも二桁に到達したが、初の15勝をクリア。今後も活躍が期待される。また、江夏もルーキーイヤーより1つ多い9勝を上げ、才能の高さを魅せてくれた。 編集長2は二桁敗戦・9勝に終わるなど課題も多かったが、改善されることに期待したい。 ゼットンは広島の防波堤として文句なしの活躍。 しかし、中継ぎ陣がまさかの総崩れ。マルッチは衰えが隠せず、若手二人も不安定さを露呈する結果に。 ゼットン・マルッチが抜け、メンバーが大きく変わったブルペン陣がどうなるかが18年度の戦いのポイントとなるのは間違いない。 新入団選手 選手 出身 ポジション 総評 default.gif岩村雄三(名無し) 田辺商高 中継ぎ投手 変化球にキレはないが、制球力は並ほどある。勝ち運は持っているものの、高防御率の為に0勝に終わる。来期に期待したいものである(笑) 463.gif 猫ひろし(またたび) 城東高-阪神(16) ニコルとともに阪神から移籍。打走ともに一流の天才打者。中軸として、ランナーを帰す仕事を期待 643.gif ニコル(ストライク) 青森商高-阪神(9) 猫ひろしとともに阪神から移籍。阪神で正捕手を勤めてきた男。通算打率3割を超える巧打者でもある。日本シリーズMVPという優勝経験のないチームにとっては貴重な存在。最近の楽しみは家族とのふれあい。 1040.gif キティホーク(大和) 西原高-沖縄大-住友金属鹿島 守備のスペシャリスト。イージスに変わってしじんと二遊間を組む。年齢こそ高いがその分初年度からの活躍に期待
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●自衛隊・防衛07Ⅰ より続く ●自衛隊・防衛 へ続く 1010 転用認めず、海自の対米艦給油で政府 衆院予算委 [朝日] 1010 「ISAF参加は民生中心で、治安維持には疑問」と小沢氏 [読売] 1007 ISAF参加「憲法上難しいのでは」 外相・防衛相 [朝日] 1006 小沢代表論文「政権とればISAF参加」 国連中心強調 [朝日] 1005 アフガン支援「政権取れば部隊参加」 小沢氏 [朝日] 1005 給油の米補給艦、イラク戦関与か 海自巡り市民団体調べ [朝日] 1005 給油後の活動、明かさず 米艦問題で政府が答弁書 [朝日] 1003 小沢民主党代表 アフガン部隊参加に意欲…海自給油代替案 [毎日] 1002 海自洋上給油、米の補給先「承知せぬ」 答弁書閣議決定 [朝日] 0928 55%が他国補給艦通じた間接給油 防衛省が実績公表 [朝日] 0928 給油活動、米に情報開示要求 日米外相会談 [朝日] 0922 海自補給艦、イラク作戦の米艦に給油 元艦長が証言 [朝日] 0922 米艦への給油量訂正、イラク流用の可能性 防衛省 [朝日] 0921 米艦への給油量「政府説明違う」 市民団体 [朝日] 0920 決議分裂「日本のせい」、安保理各国に反感 給油謝意 [朝日] 0920 国連安保理、海自参加の対テロ戦に謝意示す決議採択 [朝日] 0918 自衛隊、地震の共同訓練 「東南海・南海が同時発生」 [朝日] 0918 インド洋での給油、イラク戦転用を否定…政府答弁書 [読売] 0914 本社世論調査 海自給油継続…賛成49%、反対42% [毎日] 0914 テロ特措法でタウンミーティング第1弾 防衛省 [朝日] 0914 消えぬ油転用疑惑 海自インド洋活動、報道陣に公開 [朝日] 0905 「あえて巻き込まれるつもりだった」佐藤正久参院議員が発言 [毎日] 名前 コメント ↑ご自由にコメントをお書き下さい。 1010 転用認めず、海自の対米艦給油で政府 衆院予算委 [朝日] 2007年10月10日11時26分 衆院予算委員会は10日、菅直人氏ら民主党の代表経験者3人が福田首相に論戦を挑む。午前に質問に立った菅氏は、インド洋での海上自衛隊の給油活動をめぐるイラク作戦への燃料の転用疑惑をただした。これに対し、福田首相は自らが官房長官当時に転用を否定した際、根拠とした給油量が誤っていたことについては陳謝したものの、転用は認めなかった。 疑惑は、海自の補給艦「ときわ」が03年2月に米空母「キティホーク」に間接的に給油したことから浮上。日本政府は同年5月、「日本側からの米補給艦への給油量は20万ガロン」と説明したが、今年9月に市民団体からの指摘を受けて防衛省が「80万ガロン」に訂正した。 菅氏は福田首相が小泉内閣の官房長官だった03年当時、「20万ガロン」を根拠に「キティホークの燃料消費は1日20万ガロンで、ほとんど瞬間的に消費してしまう。イラク問題に使われたことはあり得ない」と記者会見で説明し、イラク作戦への転用を否定したことを指摘。「イラク(作戦)に使われていないということの論証に間違ったデータを使った」と追及した。 首相は「(当時の)防衛庁の情報に基づいたものだが、間違っていたことはおわび申し上げないといけない」と述べた。 一方、石破防衛相は、「ときわ」の給油量80万ガロンについて、キティホーク以外の米艦船への補給量が含まれ、キティホーク自体には67万5000ガロンだったと説明。同空母は給油後にペルシャ湾に入ったが、米側が「(給油から)3日以内にすべて消費した」と回答していることを明らかにした。石破氏は「米側の説明は極めて合理的だ。燃料は(対テロ作戦の)『不朽の自由作戦』に使われたと考えられる」と述べた。 URL http //www.asahi.com/politics/update/1010/TKY200710100104.html 1010 「ISAF参加は民生中心で、治安維持には疑問」と小沢氏 [読売] 民主党の小沢代表は10日の記者会見で、党機関紙などで提唱したアフガニスタンの国際治安支援部隊(ISAF)への参加について「ISAFには民生活動が入っている。今、主力をなしている治安維持活動には非常に疑問がある」と述べ、民生支援を中心とすべきだとの考えを示した。 ISAF参加に党内から異論が出ていることについては、昨年12月に決定した「政権政策の基本方針」や参院選公約で「国連の平和活動に積極的に参加する」と明記していることを強調し、「みんなで多数で決めたことは、党の方針に従って行動しなければ党人ではない。どうしても嫌だと言うなら、離党するしかない」と述べた。 一方、同党の前原誠司副代表は10日夜、都内で開かれたパネルディスカッションで「テロ対策特別措置法や対テロ作戦について党内で意見集約をしていない」と述べ、党の方針は決まっていないとの考えを示した。 小沢氏が主導する野党共闘への影響も出ている。社民党の福島党首は10日の記者会見で「小沢代表の見解は違憲だ。今はテロ特措法や新法で野党が結束して情報公開を迫る段階なのに、なぜこういう主張なのか理解できない」と批判した。 (2007年10月10日22時7分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071010ia23.htm 1007 ISAF参加「憲法上難しいのでは」 外相・防衛相 [朝日] 2007年10月07日19時05分 高村外相は7日、民放テレビ番組で、民主党の小沢代表が国連決議に基づくアフガニスタンの国際治安支援部隊(ISAF)への自衛隊参加は可能との見解を示していることについて「陸上でのアフガニスタンはすべて戦闘地域みたいなもの。憲法解釈上難しいのではないか」と指摘した。石破防衛相も同日の別のテレビ番組で「国連が決めたら突如として日本の主権が消えて憲法9条に反しないという理論が本当に党内で賛同されているのか」と批判した。 石破氏は、政府が検討していた海自補給艦から他国の補給艦への給油禁止に関しては「目的外使用をしないと保証されれば補給艦に補給を続けていい」と述べ、テロ特措法に代わる新法でも間接給油を続ける可能性を示唆した。 URL http //www.asahi.com/politics/update/1007/TKY200710070091.html 1006 小沢代表論文「政権とればISAF参加」 国連中心強調 [朝日] 2007年10月06日06時37分 インド洋で海上自衛隊が行う給油活動をめぐって、民主党の小沢代表が近く論文を発表する。激しい対米批判を展開し、給油活動への反対姿勢を改めて強調。そのうえで、国連決議に基づいてアフガニスタンで活動する国際治安支援部隊(ISAF)について「私が政権を取れば、参加を実現したい」と明言した。民主党はこの論文を踏まえ、テロ対策特別措置法に代わる政府の新法案への対案づくりを進める。 9日発売の月刊誌「世界」(岩波書店)11月号に掲載される。給油活動をめぐる小沢氏の発言に対して「『アメリカの戦争』というだけでは不参加の十分な理由とはならない」などと論じた川端清隆・国連本部政務官の寄稿(同誌10月号)への「反論」の形をとった。 小沢氏はブッシュ政権のアフガン戦争やイラク戦争について「米国は自分自身の孤立主義と過度の自負心が常に、国連はじめ国際社会の調和を乱していることに気づいていない」と批判。「世界の平和は国際社会みんなで力を合わせて守っていく以外に論理的にも現実的にも他に方法がない」と主張する。 インド洋での給油活動については「国連活動でもない米軍等の活動に対する後方支援」とし、「(憲法が禁じる)集団的自衛権の行使をほぼ無制限に認めない限り、日本が支援できるはずがない」と批判した。 一方で、小沢氏は国際社会への日本の対応について「平和維持への責任をシェアする覚悟が必要」と強調。「国連の活動に積極的に参加することは、たとえ結果的に武力の行使を含むものであってもむしろ憲法の理念に合致する」とし、「私が政権を取って外交・安保政策を決定する立場になれば、ISAFへの参加を実現したい」と踏み込んだ。さらにスーダン西部のダルフール地方への国連平和維持活動にも「当然参加すべきだ」と明記した。 ただ、現実の派遣判断に関しては「合憲なら何でもやるということではない。国連決議があっても実際に日本が参加するかしないか、どの分野にどれだけ参加するかはその時の政府が政治判断する」との考えを示した。 論文の最後で、アフガンの現状に言及。「貧困を克服し、生活を安定させることがテロとの戦いの最も有効な方法だ。銃剣をもって人を治めることはできない。それが歴史の教訓であり、戦争の果てにたどり着いた人類の知恵だ」とし、民生支援を重視する姿勢も強調している。 URL http //www.asahi.com/politics/update/1006/TKY200710060001.html 1005 アフガン支援「政権取れば部隊参加」 小沢氏 [朝日] 2007年10月05日18時29分 インド洋で海上自衛隊が行う給油活動をめぐって、民主党の小沢代表が近く論文を発表する。激しい対米批判を展開し、給油活動への反対姿勢を改めて強調。そのうえで、国連決議に基づいてアフガニスタンで活動する国際治安支援部隊(ISAF)について「私が政権を取れば、参加を実現したい」と明言した。民主党はこの論文を踏まえ、テロ対策特別措置法に代わる政府の新法案への対案づくりを進める。 9日発売の月刊誌「世界」(岩波書店)11月号に掲載される。給油活動をめぐる小沢氏の発言に対して「日本の安全保障のあり方そのものへの挑戦」などと論じた川端清隆・国連本部政務官の寄稿(同誌10月号掲載)への「反論」として公開書簡の形をとった。 小沢氏はブッシュ政権のアフガン戦争やイラク戦争について「米国は自分自身の孤立主義と過度の自負心が常に、国連はじめ国際社会の調和を乱していることに気づいていない」と批判。 「米国はもはや一国で国際社会の警察官の役割を果たすことが不可能になっている」と指摘し、「世界の平和は国際社会みんなで力を合わせて守っていく以外に論理的にも現実的にも他に方法がない」と主張する。 インド洋での給油活動については「国連活動でもない米軍等の活動に対する後方支援」とし、「(憲法が禁じる)集団的自衛権の行使をほぼ無制限に認めない限り、日本が支援できるはずがない」と批判した。 一方で、小沢氏は国際社会への日本の対応について「平和維持への責任をシェアする覚悟が必要」と強調。「国連の活動に積極的に参加することは、たとえ結果的に武力の行使を含むものであってもむしろ憲法の理念に合致する」とし、「私が政権を取って外交・安保政策を決定する立場になれば、ISAFへの参加を実現したい」と踏み込んだ。さらにスーダン西部のダルフール地方への国連平和維持活動にも「当然参加すべきだ」と明記した。 ただ、現実の派遣判断に関しては「合憲なら何でもやるということではない。国連決議があっても実際に日本が参加するかしないか、どの分野にどれだけ参加するかはその時の政府が政治判断する」との考えも示した。 論文の結論部分では、貧困と食料不足に苦しむアフガンの現状に言及。「貧困を克服し、生活を安定させることがテロとの戦いの最も有効な方法。銃剣をもって人を治めることはできない。それが歴史の教訓であり、戦争の果てにたどり着いた人類の知恵だ」と民生支援を重視する姿勢も強調している。 URL http //www.asahi.com/politics/update/1005/TKY200710050157.html 1005 給油の米補給艦、イラク戦関与か 海自巡り市民団体調べ [朝日] 2007年10月05日08時47分 海上自衛隊の補給艦が対イラク作戦に参加した米空母に間接給油していた問題で、市民団体「ピースデポ」(横浜市)は4日、海自補給艦ときわが直接給油した米補給艦ペコスは、空母キティホークに給油した後、対イラク開戦直前のペルシャ湾内で、米軍艦への補給活動を続けていたことを明らかにした。 米情報公開制度を通じて入手したペコスの航海日誌(03年2月15日~3月15日)などを分析した。それによると、ペコスは、キティホークに給油した同年2月25日から3月15日まで、同湾内などで、米強襲揚陸艦や弾薬補給艦など16隻に24回給油していたという。 この間にペコスがときわから給油を受けたと確認できたのは、直後にペコスがキティホークに給油した2月25日の1回だけという。 同団体は「給油対象艦は対地・対艦攻撃の艦船などで、ペコスからの燃料は、大半がイラク作戦に使われたのではないか」と指摘している。 間接給油をめぐっては、ときわがインド洋上で、ペコスに約80万ガロンを給油。同日にペコスから約80万ガロンの給油を受けたキティホークが対イラク作戦に参加したことが判明している。「テロ特措法の目的外ではないか」との指摘から、政府は米側に確認資料を求めるなどしている。 URL http //www.asahi.com/politics/update/1005/TKY200710050029.html 1005 給油後の活動、明かさず 米艦問題で政府が答弁書 [朝日] 2007年10月05日16時20分 テロ対策特別措置法の補給対象となる対テロ作戦だけでなく、対象外の対イラク作戦にも従事していた米揚陸艦「ジュノー」の05年当時の艦長が朝日新聞の取材に対し、「海上自衛隊から給油を受けた」と証言した問題で、政府は5日、答弁書を閣議決定した。「補給を受けていた時期に(対テロの)『不朽の自由作戦』に従事していたことは、05年当時米側に確認済み」としている。 江田憲司衆院議員(無所属)の質問主意書に答えた。米海軍は、朝日新聞の取材に対し、同艦が05年当時、対テロ作戦のほか、イラク作戦にも参加していたことを明らかにしている。この点について、答弁書では「米側からジュノーが『イラクの自由作戦』に従事していた旨を元艦長が発言したとの事実はないとの回答を得ている」としている。 答弁書では、海自の補給艦がジュノーに給油したのは05年1月17日、同2月23日であるとしたうえで、ジュノーが「不朽の自由作戦」に従事していたことを「05年当時に」確認した、とした。政府は今月初め、この点について与党側に「米側に再確認中」と説明している。また、元艦長が「燃料と食料の補給を受けた」と証言した点については「食料の補給を実施したとの事実はない」としている。 URL http //www.asahi.com/politics/update/1005/TKY200710050195.html 1003 小沢民主党代表 アフガン部隊参加に意欲…海自給油代替案 [毎日] 民主党の小沢一郎代表が5日付の党機関誌で、インド洋での海上自衛隊の給油活動に代わる国際貢献をめぐり、民生支援の重要性を強調する一方で、「政権を担う立場になれば、アフガニスタンでの国際治安支援部隊(ISAF)への参加を実現したい」と語っていることが2日分かった。ISAFは治安維持活動を行っており、参加すれば憲法が禁ずる海外での武力行使にあたる可能性が出てくる。 ISAFは01年12月、国連安保理決議で設置が承認され、北大西洋条約機構(NATO)が主導。今年7月現在、計37カ国が参加し、約3万9000人を派遣している。 小沢氏は国連決議に基づく国連の活動であれば、海外での武力行使でも憲法に違反しないという立場。2日の記者会見でも「ISAFは国連の活動で、参加は憲法に抵触しない。派遣するかしないかは時の政府の判断だ」と語っていた。党幹部は「小沢代表の持論から言えば、武力行使を含むISAFへの参加は当然だ」と指摘した。 しかし、民主党内には後方支援を検討する声はあったものの、本体参加には慎重意見が大勢。党内から異論が出ることも予想される。【大貫智子】 毎日新聞 2007年10月3日 3時00分 URL http //mainichi.jp/select/seiji/news/20071003k0000m010162000c.html 1002 海自洋上給油、米の補給先「承知せぬ」 答弁書閣議決定 [朝日] 2007年10月02日13時55分 インド洋で活動する海上自衛隊の補給艦が03年2月、イラク戦争開始直前の米空母キティホークに米補給艦を通じて間接給油していた問題に関連し、政府は2日の閣議で、「補給を受けた後に従事する活動の内容は各国が決定するもので、政府として詳細を承知する立場にない」との答弁書を決定した。間接給油後の最終的な活動内容まで政府として把握していないことを認めたもので、給油活動継続のための新法をめぐる国会での論議にも影響しそうだ。 政府が江田憲司衆院議員(無所属)の質問主意書に答えた。 答弁書は、米軍はじめ他国の艦艇への給油にあたっては、テロ対策特措法の範囲内とすることなどを明記した交換公文を交わしたうえで提供しているとした。 その一方、海上自衛隊から米補給艦を通じて燃料を間接給油した米艦艇の活動については「日本がテロ対策特措法に基づいて補給を行った趣旨を踏まえて各国が決定する」とし、「政府としては、その詳細を承知する立場にない」と答えた。 さらに01年12月から07年8月末までの米艦艇への給油は計約38万5000キロリットルで、そのうち6割強にあたる約23万6700キロリットルが「補給艦への給油」であることを明らかにした。 江田氏が、これまでの自衛隊の給油先の艦船名や国籍、給油地点などを明らかにするよう求めたことに対しては、「自衛隊および諸外国の軍隊等の運用に支障を及ぼすおそれがある」として明らかにしなかった。 キティホークへの間接給油について、防衛省は先月、当初20万ガロン(760キロリットル)としていた給油量を80万ガロン(3030キロリットル)に訂正。対イラク作戦への流用がなかったか、米側に改めて確認中としている。 URL http //www.asahi.com/politics/update/1002/TKY200710020224.html 0928 55%が他国補給艦通じた間接給油 防衛省が実績公表 [朝日] 2007年09月28日20時50分 防衛省は28日、テロ対策特別措置法に基づくインド洋での海上自衛隊の補給活動における多国籍軍の補給艦に対する給油実績を初めて公表した。01年度以降で105回、計26万7000キロリットルに上り、給油量全体(777回、計48万4000キロリットル)の55%を占めた。補給艦への給油は、その補給艦からの給油先が不明なため、対イラク作戦などへの転用の疑いが指摘されていた。同省は目的外使用がなかったか調査している。 補給艦経由の「間接補給」の相手国は米英が中心とみられるが、同省は間接補給先の艦船名や時期は相手国の同意が必要として公開しなかった。間接補給が多かった理由は「海上阻止活動に参加する艦船に効率よく給油するため」としている。 同省によると、補給艦への給油は01年度が42回、計9万8000キロリットル、02年度が46回、計13万9000キロリットル。イラク戦争の大規模戦闘が終結した03年度以降は年間2~8回、2000~1万5000キロリットルと急激に減少している。 間接補給をめぐっては、03年2月に海自補給艦「ときわ」から間接補給を受けた米空母「キティホーク」が対イラク作戦に従事していたことが分かり、野党が疑惑を追及している。 URL http //www.asahi.com/politics/update/0928/TKY200709280364.html 0928 給油活動、米に情報開示要求 日米外相会談 [朝日] 2007年09月28日02時35分 訪米中の高村外相は27日、ライス国務長官との会談で、11月1日で期限切れとなる海上自衛隊のインド洋での給油活動について、「米国側ももう少し日本政府に情報をくれないと、なかなか野党や国民を説得するのは難しい」と述べ、関連の情報開示を求めた。ライス長官は「よく理解できる」と応じたという。 会談後、高村外相が記者団に語った。外相は会談で給油活動の延長について「全力を尽くしているが、参院で野党が過半数を持っているのでそう易しいことではない」との認識も示した。 北朝鮮を米国のテロ支援国家リストから除外する問題では、外相が「拉致の解決がないままに解除すると日朝関係を進めていくテコがなくなり、非常にうまくない。そういうことをしないでほしい」と求めた。ライス長官は「基本的に日本の立場はよく分かっている。そういうことも考慮していきたい」と応じた。また、外相は「新しい内閣でも日米基軸で外交方針を展開していく」との考えを表明した。 URL http //www.asahi.com/politics/update/0928/TKY200709270693.html 0922 海自補給艦、イラク作戦の米艦に給油 元艦長が証言 [朝日] 2007年09月22日15時03分 テロ対策特別措置法の補給対象となるアフガニスタン周辺の対テロ作戦だけでなく対象外の対イラク作戦にも従事していた米軍艦船が、海上自衛隊の補給艦からインド洋で直接、補給を受けていたことが、この艦船の当時の艦長の証言でわかった。同じ艦船が複数の作戦にかかわることは米軍の運用上、かねて指摘されており、「対テロ」目的に限定して補給しているとする日本政府の説明と実態が食い違っていることを示している。 ペルシャ湾に展開する米空母エンタープライズのロナルド・ホートン艦長(47)がこのほど艦上で、朝日新聞記者のインタビューに応じた。ホートン艦長によると、艦長は05年当時、佐世保基地に所属する米軍揚陸艦ジュノーの艦長としてペルシャ湾周辺に展開。「当時は、いまよりも頻繁に海自の補給艦から給油を受けた。日本の貢献は絶大だった」と述べた。 艦長の説明や米海軍の資料によると、ジュノーは05年当時、イラクの自由作戦(OIF)の一環として、沖縄に駐留する海兵隊をイラク国内に投入するためペルシャ湾北部に派遣。この間、インド洋のアデン湾などで海自の補給艦から3回にわたって燃料、食料の補給を受けたという。 ジュノーは同時に、米国主導で01年10月に始まった対テロ戦争「不朽の自由作戦(OEF)」として、テロ組織のメンバーや武器の移動を阻止する「海上阻止活動」にも組み込まれていた。作戦の時期が明確に区別されない限り、海自から補給された燃料がどの作戦に消費されたかを特定するのは困難とみられる。 テロ特措法は、アフガン周辺で対テロ作戦にあたる米軍艦などへの後方支援に海自の活動を限定している。しかし、国際テロ組織アルカイダの活動がアフガン周辺からイラク国内にも拡大したのに伴い、米海軍は「対テロ」と「対イラク」作戦を同時に展開。エンタープライズ空母攻撃群などの米軍艦は現在、ペルシャ湾内側の作戦海域で「対テロ」と「対イラク」作戦を同時に実施している。特措法は、一連の作戦航海で複数の作戦を実施する米軍艦に補給することを想定していない。策定した01年当時の支援活動地域の概念が実態に合わなくなっている形だ。 今年8月現在、米・英・豪などの艦船が、ペルシャ湾外側の作戦海域(CTF)「150」のほか、ペルシャ湾南部の「152」、同北部の「158」の3海域で活動している。海自は「150」で補給活動を実施しており、対イラク作戦に従事する米軍艦に燃料を補給することはないと主張してきた。 URL http //www.asahi.com/politics/update/0922/TKY200709220136.html 0922 米艦への給油量訂正、イラク流用の可能性 防衛省 [朝日] 2007年09月22日10時20分 インド洋で活動する海上自衛隊の補給艦が03年2月、対イラク戦争開始直前の米空母キティホークに間接的に給油していた問題で、防衛省は21日、当初20万ガロン(760キロリットル)と国会答弁などで説明していた燃料の供給量を80万ガロン(3030キロリットル)に訂正した。同空母は、給油を受けた後、ペルシャ湾内に入って対イラク作戦に従事していたことが判明している。日本が提供した燃料がテロ対策特別措置法の目的外で使われた可能性が高まっている。 この問題は、03年5月にキティホークを率いる第5空母戦闘群のモフィット少将が横須賀に帰還した際、海自から間接的に燃料補給を受けたと証言して発覚。当時の福田康夫官房長官は会見で「キティホークの燃料消費は1日20万ガロンで、(海自提供の燃料は)ほとんど瞬間的に消費してしまう。イラク関係に使われることはあり得ない」と述べていたが、80万ガロンに訂正したことで、説明と食い違いが生じる。 防衛省は21日に会見し、岡真臣・国際協力課長が「海上幕僚監部で集計した際、データの入力に誤りがあった」と誤りを認め、イラク作戦に従事していたか、米側に確認中だと説明した。防衛省はこれまで、給油する艦船について対テロ戦争目的であることを確認する交換公文を交わしていることを理由に、対テロ戦争に使われたと説明してきたが、この日の会見では、米補給艦に給油した後の燃料の使途について「逐一について全部把握しているということではない」と語った。 間接給油に関しては、市民団体「ピースデポ」が20日、米情報公開制度を通じて入手した航海日誌などから、03年2月25日に海自補給艦「ときわ」から米補給艦ペコスに給油。ペコスを通じて同日に給油を受けた米空母キティホークが直後にペルシャ湾内に入り、対イラク作戦に参加していたことが判明していた。 自民党国防族の有力議員は朝日新聞に対し「市民団体の指摘の通りだ。日本が提供した燃料がイラク戦争に使われた可能性は否定できない」と明かした。複数の防衛省関係者も「日本の燃料がイラク関連の作戦に流用されたおそれがある」と証言している。 アフガン周辺の「対テロ戦争」を後方支援するテロ特措法は、インド洋活動での目的を「国際テロの防止・根絶に取り組む国際社会に寄与するため」と規定。イラク作戦は目的外にあたる。 URL http //www.asahi.com/politics/update/0921/TKY200709210338.html 0921 米艦への給油量「政府説明違う」 市民団体 [朝日] 2007年09月21日02時52分 インド洋で活動する海上自衛隊の補給艦「ときわ」が03年、対イラク戦に参加した米空母キティホークに間接的に燃料を提供した問題に絡み、市民団体「ピースデポ」が20日、「『ときわ』から米補給艦に約80万ガロンを給油した」とする米補給艦の航海日誌などを明らかにした。日本政府は当時、キティホークがテロ特措法が前提とする対テロ活動にも従事していたとし、「給油量は20万ガロンで、瞬間的に消費してしまう量。イラク関係に使われることはあり得ない」と説明していた。 給油量の食い違いについて、ピースデポは「議論のためにも正確な情報を公開すべきだ」としている。 ピースデポが入手した文書には、アラビア海を航海中の米補給艦が03年2月25日午前、「ときわ」から約1万9000バレル(約80万ガロン)の艦船用燃料を受けた、と記載されていたという。米補給艦は同日午後、キティホークに給油したとされる。 防衛省の増田好平事務次官は「内容を確認していないのでコメントは控えたい」としている。 URL http //www.asahi.com/national/update/0921/TKY200709200396.html 0920 決議分裂「日本のせい」、安保理各国に反感 給油謝意 [朝日] 2007年09月20日13時06分 テロ対策特別措置法に基づくインド洋での海上自衛隊の給油活動を継続するため、日米が目指した「国連決議によるお墨付き」は、ロシアの棄権という想定外の結果に終わった。 ロシアのチュルキン国連大使は決議の本来の目的である国際治安支援部隊(ISAF)の任務延長を、米国主導の対テロ作戦「不朽の自由」(OEF)からはっきり区別。「(OEFの有志)連合の活動は国連の枠外のものだ」と言い切った。 背景には「安保理の一員でもない特定の国」(チュルキン大使)の国内事情を、安保理決議の交渉に持ち込んだ米国への反発がある。米国は前文をいじるだけなら全会一致に持ち込めると踏んだが、読み違った。 全会一致が崩れた原因が「これまでなかった海上阻止活動への言及」(同大使)にあるのは明らかだ。各国は「分裂は日本のせいだ」と見ている。賛成した中国の劉振民・国連次席大使も「全会一致を目指す努力を怠ってはいけない。これが前例とならないことを願う」とくぎを刺した。 来月半ばまで任期が残っているISAFの任期延長を急いだのには、同じく安保理外のドイツの事情もある。独連邦議会は20日からISAFへの派兵延長を議論する予定で、安保理決議が必要だった。結果として、欧州勢が採決を強行した。 チュルキン大使は採択後、記者団に「議論が尽くせなかった。全会一致にはもう1日必要だった」と強調した。ロシアの協力を取り付ける時間が与えられないまま、不完全な成果と日本への反感だけが残った。 URL http //www.asahi.com/international/update/0920/TKY200709200161.html 0920 国連安保理、海自参加の対テロ戦に謝意示す決議採択 [朝日] 2007年09月20日10時18分 国連安全保障理事会は19日、来月半ばに期限切れを迎えるアフガニスタンの国際治安支援部隊(ISAF)の任務を延長する決議を賛成14、棄権1で採択した。決議には、日本が海上阻止活動で参加する米国主導の対テロ作戦「不朽の自由」(OEF)への「謝意」が盛り込まれたが、反発したロシアが棄権。01年のISAF発足以降、国連安保理が毎年採択してきた延長決議で初めて全会一致が崩れた。 決議は前文で、日本の海上自衛隊がインド洋での給油活動を通じて参加している多国籍軍による海上阻止活動など、OEFへの各国の貢献に対して「謝意」を表明。「ISAFとOEFを含む国際社会の支援を支持」し、両者の「継続的な国際努力の必要性」を強調した。 米国のカリルザード国連大使は海上阻止活動をめぐる日本での議論に触れ、「これは日本の貢献の重要性に感謝する一つの機会だ」と述べた。 一方、案の段階から難色を示していたロシアは棄権した。チュルキン・ロシア国連大使は「(OEFの活動は)国連の枠外で行われているものだ」と反発の理由を述べ、「決議は国連の特定の加盟国の国内事情を優先させた結果、採択された」と批判した。 海自は、OEFの活動の一環として、インド洋で米国などの艦船に対し、テロ対策特別措置法に基づいて燃料や水を補給している。民主党は、OEFの活動は明確な国連決議に基づいたものではないなどの理由から活動延長に反対している。 今回の決議に「謝意」が盛り込まれた背景には日本政府の働きかけもあったが、ISAF発足の01年以降、毎年続いてきた全会一致による延長決議が初めて崩れる結果につながった。国際社会の意見の相違が明確となったことで、延長をめぐる国会議論も複雑化しそうだ。 URL http //www.asahi.com/international/update/0920/TKY200709200001.html 0918 自衛隊、地震の共同訓練 「東南海・南海が同時発生」 [朝日] 2007年09月18日15時51分 東南海・南海地震の同時発生を想定した陸上自衛隊中部方面隊(総監部・兵庫県伊丹市)の訓練が18日、始まった。21日まで。海自、空自との共同訓練で約3400人が参加。今回は初めて民間との連携を盛り込み、通信網の復旧のために自衛隊のヘリがNTTの資材などを被災地に運ぶ。 午前10時過ぎ、和歌山県の孤立した地域の状況を調べるためにオートバイを積んだヘリが伊丹市の伊丹駐屯地から離陸。津波の被害が予想される三重県に向け、医官らも車両で出発した。 19日からは、患者を三重県熊野市の救護所から大阪赤十字病院(大阪市天王寺区)にヘリで運び、孤立した被災地にNTTの通信機材と技術者をヘリで空輸する訓練も行われる。 URL http //www.asahi.com/national/update/0918/OSK200709180031.html 0918 インド洋での給油、イラク戦転用を否定…政府答弁書 [読売] 政府は18日の持ち回り閣議で、海上自衛隊がテロ対策特別措置法に基づきインド洋で米英などの艦船に行っている給油について、「我が国が補給した艦船用燃料は、同法の趣旨に沿って適切に使用されていると認識している」とする答弁書を決定した。 海自が提供した燃料がイラク戦争用に転用されているとの見方を否定したもので、民主党の白真勲参院議員の質問主意書に答えた。 答弁書では「艦船が補給を受けた後に従事した活動の詳細は、政府として承知する立場にない」としながら、「補給の都度、艦船が同法に規定する活動に従事していることを確認している」と説明。補給を受けた艦船がイラクに近いペルシャ湾内で活動する場合も「燃料が同法の趣旨に沿って適切に使用されている限り何ら問題ない」とした。 (2007年9月18日20時35分 読売新聞) URL http //www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070918it12.htm 0914 本社世論調査 海自給油継続…賛成49%、反対42% [毎日] 海自給油活動についての世論調査の結果 安倍晋三首相の辞任表明を受け、毎日新聞は12、13両日、緊急の全国世論調査(電話)を実施した。首相の判断を「無責任だと思う」と回答した人は62%に上り、「無責任だとは思わない」の34%を大きく上回った。首相の辞任表明に厳しい目が向けられていることが浮き彫りになった。一方、首相が辞任理由に挙げた海上自衛隊のインド洋での給油活動の継続については、「賛成」が49%で、「反対」の42%を上回った。 海自の給油活動に反対する民主党は「世論は継続に反対だ」と主張してきた。今回の調査でわずかではあるが賛成派が上回ったことは、今後の民主党の対応に微妙な影響を与える可能性がある。 支持政党別にみると、自民支持層の83%、公明支持層の79%が賛成派。民主支持層の31%、「支持政党なし」と答えた無党派層の39%も「賛成」と回答した。「反対」は民主支持層では62%に上ったが、無党派層は46%にとどまった。 首相の辞任表明を「無責任」と答えた人は、民主支持層、共産支持層がそれぞれ80%、85%など野党支持層は高率。公明支持層でも55%に上った。自民支持層は60%が「無責任とは思わない」とし、「無責任」は38%にとどまった。 首相が辞任会見で「給油活動を継続するために局面を転換したい」と説明したことについては、「納得できない」が64%で、「納得できる」は29%。この時期の辞任表明に対しては(1)「辞めるのが遅すぎた」62%(2)「辞める必要はない」28%(3)「妥当な時期だと思う」7%--の順だった。 一方、内閣支持率は前回調査(8月27、28両日)比4ポイント減の29%。不支持は6ポイント増の58%だった。政党支持率は、自民27%、民主29%など。前回は両党26%で同率だったが、再び民主がリードした。【小山由宇】 ◇給油継続支持49%…「国民の理解深まった」 毎日新聞が12、13両日に実施した緊急世論調査で、海上自衛隊のインド洋での給油活動の継続への賛成が反対を上回ったことについて、政府・与党は「いい兆候」(細田博之自民党幹事長代理)などと歓迎した。これに対し、民主党は世論の変化にかかわらず反対を貫く姿勢を示しているが、党内からは「やりすぎると国民に見放されることにならないか」という迷いの声も漏れた。 「安倍晋三首相の辞任表明は善しあしは別として、国民が活動は国益上重要だと理解するのに役立ったのではないか」。高村正彦防衛相は毎日新聞の取材に語った。 高村防衛相は12日、与謝野馨官房長官、町村信孝外相と会談し、補給に限定して国会承認を外す新法案作成を進めることを確認しており、政府は新政権発足後に作業を本格化させる方針だ。 こうした中での賛成多数という数字に対し、岩城光英官房副長官は「丁寧に説明し、理解が深まれば、もっともっと(賛成が)増えていくと思う」と語り、防衛省からも「うれしい驚きだ」「国民の理解が深まれば、新法には追い風になる」などの声が相次いだ。 自民党の石破茂元防衛庁長官も「ホッとしている」と感想を漏らした後で「日本国である限り、国際的責任の果たし方は総理がだれであろうと変わらない」と指摘した。 一方、民主党の菅直人代表代行は13日の会見で「小沢一郎代表がはっきり示しているのは、世論がどうだということより原理原則として自衛隊の活動として適切でないと言っている」と述べ、世論の動向と党の方針は別次元だと強調した。 しかし、自衛隊が補給した燃料がイラクでの活動に使われている可能性があると批判しているのに対し、外務省の河相周夫総合政策局長らが相次いで反論している。世論の支持を得つつあると判断した政府・与党が、従来の理解を求める立場から対決姿勢に転じる可能性もあり、民主党は菅氏の「公式見解」とは別の対応を迫られる場面もありそうだ。【田所柳子】 毎日新聞 2007年9月14日 3時00分 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070914k0000m010125000c.html 0914 テロ特措法でタウンミーティング第1弾 防衛省 [朝日] 2007年09月14日20時38分 防衛省がテロ対策特別措置法に基づくインド洋での海上自衛隊の補給活動について国民に理解を求めるため、全国7都市で連続開催する「防衛問題セミナー」の第1弾が14日、さいたま市で行われた。主催した同省北関東防衛局(さいたま市)によると、事前に埼玉県や横田基地周辺の自治体、大学に案内状や冊子を配ったといい、会場にはほぼ満席の約430人が集まった。 会場では防衛、外務両省の幹部が補給活動の意義を説明し、インド洋での活動に参加した海上幕僚監部の隊員が体験談を語った。 質疑応答では「パキスタンの船は日本の船以外からの給油はできないのか」との質問があった。海上幕僚監部の隊員は「技術的にはできる」と述べ、日本以外にはできないとする米側の説明とは食い違いを見せた。 URL http //www.asahi.com/politics/update/0914/TKY200709140359.html 0914 消えぬ油転用疑惑 海自インド洋活動、報道陣に公開 [朝日] 2007年09月14日21時57分 防衛省は、アフガニスタン周辺での「対テロ戦争」(OEF)の後方支援を目的にインド洋に派遣している海上自衛隊の補給艦「ときわ」の洋上補給(給油・給水)を日本の報道陣に公開した。活動継続への理解を広める狙いだが、対イラク作戦への転用疑惑などを明確に否定する材料はなく、野党が求める情報開示とも隔たりがある。 補給艦上で13日午後(日本時間同日夕)に取材に応じた派遣海上支援部隊のトップ、尾島義貴指揮官は、米軍などの対イラク作戦(OIF)向け艦船への給油疑惑について「私のところに(補給相手の艦船名が)伝わる時点で、必ず対テロの海上阻止活動に従事しているグループの船だと確認している」と述べた。だが、同じ艦船が給油後にOIF作戦に従事する可能性もある。 海上自衛隊は、「他国軍の補給艦への補給」もしている。しかし、日本の油を積んだ補給艦の補給先などは不明で、OIFへの転用の可能性も否定できない。尾島氏はこの点について「しっかり(対テロ用に)区別されていると思う」と述べるにとどまった。 この日補給したパキスタン海軍のフリゲート艦の名前については非公開。防衛省側は「船が特定されると、今後の任務に支障を来す」として、過去の補給船名の公開についても否定的だ。 不審船との遭遇は「私の部隊が来てからはない」(尾島氏)という。 近年の補給先は米国からパキスタンへと比重が移り、「ときわ」は今回派遣の8月以降、この日の給油を含め計8回の補給のうち7回がパキスタン向けだ。 URL http //www.asahi.com/politics/update/0914/TKY200709140391.html 0905 「あえて巻き込まれるつもりだった」佐藤正久参院議員が発言 [毎日] (抜粋) 事の発端は、8月10日に放送されたTBSのニュース番組だった。安倍晋三首相の私的懇談会「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(通称、安保法制懇)についてのリポートだ。自衛隊の平和維持活動(PKO)での武器使用が議題となり、いわゆる「駆け付け警護」は認めるべきだという意見が相次いだ。 「駆け付け警護」とは、味方の他国部隊が外部から攻撃された場合、その場に駆け付けて応戦することを指す。これは現状の法解釈では、正当防衛や緊急避難の武器使用を超えるとして、憲法違反とみなされている。 このくだりで識者コメントという形で現場経験がある佐藤さんの言葉が紹介された。 「自衛隊とオランダ軍が近くの地域で活動していたら、何らかの対応(応戦など)をやらなかったら、自衛隊に対する(関係国からの)批判というものはものすごく出ると思います」 <佐藤さんは、情報収集の名目で現場に駆けつけ、あえて巻き込まれるという状況を作り出すことで、憲法に違反しない形で(オランダ軍を)警護するつもりだったといいます>とアナウンサーが言葉を添え、佐藤さんはこう続ける。 「巻き込まれない限りは正当防衛・緊急避難の状況は作れませんから。目の前で苦しんでいる仲間がいる。普通に考えて手をさしのべるべきだという時は(警護に)行ったと思いますよ」「その代わり(その行為で)日本の法律で裁かれるのであれば喜んで裁かれてやろうと」 この発言に対し、護憲派の弁護士ら約150人(呼びかけ人代表・中山武敏弁護士)が「発言は違憲、違法なもので、シビリアンコントロールに反する」と、佐藤さんに公開質問状を送り、議員辞職を促した。 毎日新聞 2007年9月5日 東京夕刊 URL http //www.mainichi-msn.co.jp/tokusyu/wide/news/20070905dde012040002000c.html
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videoプラグインエラー 正しいURLを入力してください。 ページ名またはURL 「SCP-404-JP」は 作成されていない / 削除された / 名前が変更された 等の可能性があります 1. 「SCP-404-JP」を新規作成する @wikiモードで作成する 【初心者向け】ワープロモード (ワープロ感覚でページ作成する) テキストモードで作成する pukiwikiライクモードで作成する ウィキペディアライクモードで作成する hikiモードで作成する fswikiモードで作成する Text Hatenaモードで作成する 2. 既存ページのコピーから作成する 「SCP-404-JP」を既存ページのコピーから作成する 3. wiki内を調べる 「SCP-404-JP」の編集履歴を確認する wikiを検索する ページ一覧を表示する △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- ▷コメント欄 おい、何これ・・・・さっきまで普通だったのに、なんで白紙になってるんだ?--■■■(2024/03/28 Thu 09 48 16) ↑え?最初からありませんでしたよ--■■(2024/03/28 Thu 09 48 16) ↑そんなわけあるか。仮に何かの間違いだとして、どうしてこのSCPの記事に更新日とコメント欄がついてるんだよ--■■■(2024/03/28 Thu 09 48 16) ↑・・・あれ?それもそうですね。ちょっと調べてみます--■■(2024/03/28 Thu 09 48 16) 駄目です。原因不明ですね・・・編集履歴を片っ端から見てみましたが、なぜこの項目が立っているのかわからなかったです--■■(2024/03/28 Thu 09 48 16) ■■■さん、そっちは何か進展はありましたか?--■■(2024/03/28 Thu 09 48 16) ・・・返事待ってます--■■(2024/03/28 Thu 09 48 16) おーい--■■(2024/03/28 Thu 09 48 16) 項目の編集は結構ですが、架空のIPアドレスを使用して編集し続けていると、規制対象になりますわよ。■■■も、■■も、存在しないアドレスですわ--アニィ・ウォーター・ノ・ドライ(2024/03/28 Thu 09 48 16) 違う、やつは文章を消してるんじゃない。 書かれた存在ごと消してるんだ! 今の私にできることは、奴自身に奴を消させようと試みることだけだ。 それが失敗したときは頼む。 どうか、奴に追記・修正しないでくれ。 この文章が消えずに残っていることを祈る。 私の名は冥d SCP-404-JP Not Found 登録日:2016/06/10 (金) 23 43 30 更新日:2024/03/28 Thu 09 48 16NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 404 404 Not Found SCP Foundation SCP-JP safe 大丈夫、ちゃんと綺麗に消しておきますよ。 と、寸劇はこの辺にしておいて、項目の説明に移ろう。 SCP-404-JP「Not Found」は、怪奇創作サイトSCP Foundationの日本支部で創作された和製SCPオブジェクトである。 財団内にある報告書の一つで、オブジェクトクラスはSafe。 その特異性は「これを表示した媒体やこれを見た人の記憶を、ごく自然に『何も書かれていない』と思える内容に改竄する」とされている。 しかしこれはSCP-404-JPの真の特性に気が付いてない者たちによる誤認である。 本当の特異性はSCP-404-JPに書き込まれた存在が消滅するというもの。 消された存在は存在そのものが無かったことにされるため、一種の現実 過去改変型のSCPに分類されるだろう。 具体的にどうやって存在を消しているか、書き込まれる文書ファイル以外に実体はあるのか、等 詳しいことは何一つ分かっていない。 書き込まれたら消されちゃうもんね。仕方ないね。 気が付いていない人たちにとっては単に報告書に書かれた文章が消えるだけのものでしかないため、オブジェクトクラスはSafeとなっている。 しかし、このSCPに消したい相手の内容を書き込めば簡単に悪用できるうえ、あまりに無差別であることから、 その実態はEuclidもしくはKeter級に分類されてもおかしくないSCPである。 現に、SCPとの接触が厳禁とされているO5にすら手にかけている。(*1) このことから、このSCPがどれだけ見境がないかよくわかるだろう。 因みに、本家SCPwikiの記事には書き込まれた存在を消すという性質を表現する為にとあるギミックが仕込まれている。 このギミックが非常に大胆かつ秀逸なので、その全貌は是非その目で確かめてもらいたい。 追記・修正はSCP-404-JPで自己紹介してからお願いします。 CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-404-JP - Not Found by hal_aki http //ja.scp-wiki.net/scp-404-jp この項目の内容は『 クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス 』に従います。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 収容違反ー!! -- 名無しさん (2016-06-11 01 11 17) このSCPは本家の出来が素晴らしいから是非見に行ってほしい。 -- 名無しさん (2016-06-11 03 17 45) まったくもってsafe! safeです! -- 名無しさん (2016-06-11 03 31 28) 地味に上の方の青字はリンクになってない 初見で騙された口だけど -- 名無しさん (2016-06-11 10 53 08) 本家見てきたけどこれすげえな 一体どうなってるんだ・・・!? -- 名無しさん (2016-06-11 12 04 48) 早い話がデスノートみたいなもんかね? -- 名無しさん (2016-06-11 22 13 26) ↑デスノートは殺すだけ こいつは最初からなかったことにする。 -- 名無しさん (2016-06-11 23 01 54) 見事に騙されたわw -- 名無しさん (2016-06-13 07 29 23) O-14だからなぁ…見事に存在消されてるし… -- 名無しさん (2016-06-13 07 48 26) SCP-JP-FSにある豪華演出版も必見だ -- 名無しさん (2016-06-17 20 57 36) おいおい立て逃げかよと思ってサーセン。 -- 名無しさん (2016-07-09 15 04 13) O5の一人が本当になす術なく存在抹消されたからなあ…… -- 名無しさん (2016-07-21 20 11 16) 上のコメント欄クリックできる所に仕込みあるんだな 細かい -- 名無しさん (2016-08-23 18 26 43) そういえばドライって一応いるんだよな、ドイツ語で4を示す名にしたほうがいいかね? -- 名無しさん (2016-09-28 15 44 27) これにクソトカゲとか書き込めば存在消せるんじゃ? -- 名無しさん (2016-10-08 09 26 58) ↑↑↑↑なす術なく存在消された、どころか恐らく財団トップが1人減ってる事すら気づかれてない。存在消去するSCPだって事すら知られてないから↑みたいに有効利用することもできない。おっかねぇ… -- 名無しさん (2016-10-14 23 37 49) こういう記事そのものがscpになっちゃった系は総じて怖い、まるで自分が当事者になったような気分になる -- 名無しさん (2016-10-28 11 37 42) 前にここに飛んだ時気づかなかった… -- 名無しさん (2016-11-01 17 21 24) 444-JPと言い、こいつと言い文章系は怖いな。 -- 名無しさん (2016-11-01 17 40 01) 0匹のイナゴみたく第四の壁の向こう側の存在にしか真の特性が解らないって事? -- 名無しさん (2016-11-07 23 46 48) taleに“博士”(ないしそのうちの付けそうだが・・・? -- 名無しさん (2016-11-13 02 42 07) ↑どれだけ頭よくても最初から無かったらことにされるんだから無理、知り合いに教えてもらっても知り合いいたこと自体消えるし、自力で知るにしても書き込んだ時点でアウト、当事者じゃない限りただ文章消えるだけとしか認識しないんじゃ気付きようがない -- 名無しさん (2016-12-04 22 03 48) 正体を知ることができればタウミエルになるんだけどなー -- 名無しさん (2016-12-30 23 50 20) どくさいスイッチみたいなヤツだな -- 名無しさん (2017-04-21 15 54 39) 韓国支部にも似たのがある。404で思いつくのは全世界共通だな… -- 名無しさん (2017-04-24 09 25 57) SCP-321-KOとかいう強化版404-JP -- 名無しさん (2017-05-14 15 06 47) 「O5-14を担当していた人」が消えるんじゃなく、「O5-14という地位・概念」自体が消える、という徹底ぶり 「人類」「宇宙」「世界」とか書き込んだら大変なことになるな -- 名無しさん (2017-06-19 00 32 00) ワンチャンこのSCPが最強じゃないか? -- 名無しさん (2017-07-25 11 32 56) このSCPに「死」と書いた場合、死の概念が世界から消えて人類が不死身になるんだろうか、だとしたら最強にも程があるな -- 名無しさん (2017-07-30 19 27 52) 死の概念は消えても死ぬことに変わりはないんじゃないか(死ぬ事とは本来、生命活動が停止しただけであって、その概念は人間が決めて、名付けたものだし)?例え誰かが死んでも、他の誰もがその人が死んだことを全く気にも留めないし、その死体の上を平気で歩いてゆく。そういう形で「死の概念」が消えるんだろうね。 -- 名無しさん (2017-09-04 10 28 02) ↑気にも留めないってレベルじゃないな。「何やってるんだコレ?」「こんなとこで寝てんじゃねーよ・・・」みたいな感じ。死の概念が消えるから死んだ事に気づかないし、思い至りもしない。 -- 名無しさん (2017-09-04 10 37 46) ↑じゃあ野外露出って書けば野外露出しても逮捕されないんだな!!そもそも実行不可能になるけど!!! -- 名無しさん (2017-12-28 00 08 15) 仮にこのSCPの本当の効果に気付いたとして、「SCP-682」とか書いたところで「SCP-682という概念が消失する(=クソトカゲが未収容になる)」みたいなオチになりそうでなぁ -- 名無しさん (2018-02-24 18 29 34) いやこれ書いた人が消えるのであって書き込んだものが消えるんじゃ無いぞ -- 名無しさん (2018-04-11 20 02 52) 「白紙の頁」であり続けようとして書き込まれた文字と書き込んだ存在を消し去るって感じかな。いやしかしこれ書きこんだ奴が消えたのはそういう特性?、もしくは「404は内容がある」と認知したら消されるのか? -- 名無しさん (2018-09-19 08 47 48) 消されるのは執筆者→文章の順みたいだね -- 名無しさん (2018-09-19 08 49 27) ここまで「Safe(Safeだとは言っていない)」クラスのオブジェクトはほぼ無いといっていいレベルの潜在Keter級オブジェクト -- 名無しさん (2019-02-28 16 53 28) 2317や682のような危険なものに使えると思ってたけど、これ最後に 「SCP-404-JP」について報告書に書いちゃったから、404-JP自体が消えちゃったのかな -- 名無しさん (2019-05-20 22 50 43) 存在自体まで大規模に消すから、意外と改変した瞬間にたまたまSPA影響圏内に居た職員とかが気づいたりしそう O5消えるってデカいしなぁ… -- 名無しさん (2019-06-04 14 24 29) 某MAD動画(投稿先によって2パターンある奴)で知って以来色んな意味ではまるSCP -- 名無しさん (2019-09-16 21 42 33) ↑×2 -- 名無しさん (2019-12-01 09 48 37) Nothing There -- 名無しさん (2019-12-04 18 50 37) 上の方で死の概念も消せるんじゃね?ってコメントあるがこのSCPと関係はないがそんな世界になったハブもあるぞ。ただし地獄としか言いようがないが -- 名無しさん (2019-12-04 21 29 04) ↑ワダツミ計画のやつ? -- 名無しさん (2019-12-17 09 15 57) 死の終焉ハブは絶望しかない世界だよなあ。不死ではあるが不老ではないみたいだし。コイツに「不死」を消す力があればねえ・・・ -- 名無しさん (2019-12-17 10 41 13) 404エラー -- 名無しさん (2020-01-04 21 27 20) 404自体昨今は見ないもんな -- 名無しさん (2020-02-15 19 01 18) コメント欄、スペース広いのに何も書いてない(反転でもない)んですけど…編集の仕方が分からないのでどなたかお願いします。 -- 名無しさん (2020-08-05 21 35 14) なんだこのどくさいスイッチとデスノートを足したようなやべー奴は… -- 名無しさん (2020-10-26 09 09 37) 消スノートってか -- 名無しさん (2021-04-13 21 48 00) 手を出さなければ安全なのでsafe -- 名無しさん (2021-04-20 10 21 03) 冥殿ッッッッッ⁉︎ -- 名無しさん (2021-10-31 16 18 48) 球磨川くんの大嘘憑きみたいな報告書ってことか、しかも無差別 -- 名無しさん (2021-11-19 21 59 14) 名前 コメント
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主に管理人(ど素人)の覚書です。内容は当てにしないでください。 たぶん永遠に工事中 P40 Warhawk 元ネタ:第20追撃大隊 第55追撃中隊のP-40CU P40 Warhawk D 元ネタ:オーストラリア空軍 第78航空群のP-40N キティホークIV 搭乗員:デニス・ラッセル・ベイカー大尉(Flt Lt. Denis Russell Baker)、レナード・ヴィクター・ウォーターズ軍曹(Sgt. Leonard Victor Waters) 1944年6月10日、本機はデニス・ラッセル・ベイカーの操縦により、ニューギニア戦線におけるオーストラリア空軍最後の空中戦勝利を挙げた。 本機のニックネーム"Black Magic"はアボリジニ(オーストラリア先住民)の呪術にあやかって名付けたとされる。 その後、後任のパイロット、レナード・ヴィクター・ウォーターズが機体を引継ぎ、オランダ領東インドで終戦まで戦った。 (当時すでにこの地に日本軍の航空兵力は存在せず、地上攻撃に従事した。) ウォーターズは第二次大戦時、オーストラリア空軍初のアボリジニのパイロットであり且つ唯一の戦闘機パイロットであった。 本機は母国へ帰還する事なく、タラカン島で炎上し失われている。 機体の先端と尾部を白く塗るのはオーストラリア軍の識別塗装。 P40 Warhawk A 元ネタ:フライング・タイガースの様な、そうでない様な メイン画面のP40無印の説明の中で、フライング・タイガース(日米開戦前に中国で日本と戦っていたアメリカ航空義勇軍=AVGの愛称)が「サメの口」の塗装で有名である事に触れられているが、この「サメの口」はフライング・タイガースの専売特許という訳ではなく、北アフリカに展開した英空軍第112飛行隊の塗装がその慣習の始まりとされる。 このP40Aの塗装は全体的にはフライング・タイガース風(AVG第3中隊?)なのだが国籍マークが青天白日ではない英空軍らしきもので、どっち付かずの曖昧なものとなっている。 FW190 元ネタ:たぶん第2戦闘航空団だけど識別記号が名無しさんっぽい 機体はA-4〜A-8をちゃんぽんした感じ FW190 D 元ネタ:第1戦闘航空団 第I飛行隊 本部小隊のFw 190A-5 1943年4月 オランダ/デーレン 搭乗員:ロルフ・ストローハル中尉(Oblt. Rolf Strohal) ルーマニア系のドイツ人。 1942年IV./JG1に配属、同年10月、再編されたI./JG1の技術士官に着任。 黒白のストライプは1943年のI./JG1の識別色。 FW190 A 元ネタ:第10戦闘飛行隊のFw190A-8 1944年 ドイツ/パルヒム 搭乗員:R・ハルトコプフ軍曹(Fw. R. Hartkopf) F6F Hellcat 元ネタ: F6F Hellcat D 元ネタ: F6F Hellcat A 元ネタ: Mig3 元ネタ: Mig3 D 元ネタ: Mig3 A 元ネタ: Hurricane 元ネタ: Hurricane D 元ネタ:ルーマニア王国空軍 独立第53戦闘飛行隊のハリケーン Mk.1 1941年 ルーマニア/ママイア 搭乗員:エミル・ジェオルジェスク大尉(Cpt. av. Emil Georgescu) 迷彩塗装は機体受領時のイギリス空軍塗装のまんまであった。 どっかで見た様なネズミの槍騎兵は部隊マークで、他にもやはりどっかで見た様なアヒルとか犬とか子鹿のマークとかが使われていた。 本当は主翼下面は左右で黒白に塗り分けられるのだが、これは再現されていない。 が、なぜか数字の1だけ黒白で塗り分けられている 国籍マークのミハイ十字がIAR80と違いステンシルで描かれたタイプになっている。 Hurricane A 元ネタ: KI43 Hayabusa 元ネタ: KI43 Hayabusa D 元ネタ: KI43 Hayabusa A 元ネタ: Macchi C.202 元ネタ: Macchi C.202 D 元ネタ: Macchi C.202 A 元ネタ: LaGG3 元ネタ: LaGG3 D 元ネタ: LaGG3 A 元ネタ: A6M Zero 元ネタ:全体的には第一航空戦隊 赤城艦載機の塗装だがV-104は台南海軍航空隊の所属で、それらをちゃんぽんにしたと思われる。 A6M Zero D 元ネタ:識別記号の536は653空をもじった? A6M Zero A 元ネタ:識別記号のUIは251空で、塗装はラバウル進出時の応急迷彩をイメージしたものか? BF109 元ネタ:識別記号も無い、名無しさん。 機体はBF109E-3を元にしてるっぽい。 メイン画面の説明ではBF109のニックネームをエミールと紹介しているが… ドイツ軍では各型式名のアルファベットのフォネティックコードを愛称とする慣習があり、「エミール」は「E」を表すフォネティックコードである。つまりE型の愛称である。 なお全機種共通のコクピット内装はBF109G型を元に簡略化したと思われる。 BF109 D 元ネタ:第52戦闘航空団 第II飛行隊 第4中隊のBf109G-14かG-6? 1944年10月 搭乗員:エーリッヒ・ハルトマン大尉(Hptm. Erich Alfred Hartmann) 機首に有名な「黒いチューリップ」が描かれた「白の1」。 赤いハートは「Usch」(奥方の愛称)が入ったパーソナルマーク。 識別色は赤ではなく黄色が正しい。残念ながらこの色はカスタマイズでも変更不可。 ラダーの撃墜マークは間違いというか、たぶん適当に描いただけ。 BF109 A 元ネタ:第5戦闘航空団 第III飛行隊のBf109G-14かG-6? 1945年5月 搭乗員:フランツ・デール大尉(Hptm. Franz Dörr) Spitfire 元ネタ: Spitfire D 元ネタ: Spitfire A 元ネタ: P51 Mustang 元ネタ: P51 Mustang D 元ネタ: P51 Mustang A 元ネタ: F4U Corsair 元ネタ: F4U Corsair D 元ネタ: F4U Corsair A 元ネタ: P38 Lightning 元ネタ: P38 Lightning D 元ネタ: P38 Lightning A 元ネタ: Mosquito 元ネタ: Mosquito D 元ネタ: Mosquito A 元ネタ: Yak9 元ネタ: Yak9 D 元ネタ: Yak9 A 元ネタ: Me209 元ネタ:塗装だけ高速記録機として開発されたMe209 V1(試作1号機)、機体は戦闘機型のMe209 V4(試作4号機) Me209 V1はフリッツ・ヴェンデル(Fritz Wendel)の操縦で755.13km/hを記録、当時の陸上機世界新記録を樹立した。 Me209 D 元ネタ:Me209 V4(試作4号機) Me209 A 元ネタ: Re2005 元ネタ: Re2005 D 元ネタ: Re2005 A 元ネタ: Ju87 Stuka 元ネタ:第1急降下爆撃航空団 第I飛行隊 第3中隊のJu87R-2 1941年 リビア シカゴ科学産業博物館に展示されている現存機。 Ju87 Stuka D 元ネタ:第2地上攻撃航空団 本部小隊のJu87G-2 1944〜1945年頃 搭乗員:ハンス・ウルリッヒ・ルーデル中佐(Oberstlt Hans-Ulrich Rudel) Ju87 Stuka A 元ネタ:第2急降下爆撃航空団 第II飛行隊 第5中隊のJu87B-2 IL2 Sturmovik 元ネタ: IL2 Sturmovik D 元ネタ: IL2 Sturmovik A 元ネタ: Aichi D3A 元ネタ:第二航空戦隊 空母『蒼竜』 第1中隊 第21小隊 1番機 江草隆繁少佐搭乗機の有名な塗装を模しているが、識別記号はBI-231からBI-211へとずらされている。 Aichi D3A D 元ネタ: Aichi D3A A 元ネタ: Me262 元ネタ: Me262 D 元ネタ: Me262 A 元ネタ: P80 元ネタ: P80 D 元ネタ: P80 A 元ネタ: Ho229 元ネタ: Ho229 D 元ネタ: Ho229 A 元ネタ: Meteor F8 元ネタ: Meteor F8 D 元ネタ: Meteor F8 A 元ネタ: Vampire MK1 元ネタ: Vampire MK1 D 元ネタ: Vampire MK1 A 元ネタ: IAR80 元ネタ: 参照IAR80>おまけ IAR80 D 元ネタ: IAR80 A 元ネタ: HE162 元ネタ: HE162 D 元ネタ: HE162 A 元ネタ: P-47 元ネタ: P-47 D 元ネタ:アメリカ陸軍航空軍 第8空軍 第56戦闘航空群 第63戦闘飛行隊のP-47M-1 P-47 A 元ネタ: 名前 コメント
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ミルキィホームズを宣伝するために作成された宣伝カー 前回使用された飛行船とは違いまわりの評価は好評なよう 全部で3台あるようで 基本的には秋葉原を徘徊している(一度駐禁をくらった事があるのは秘密) ベース車両は 株式会社EQのラッピング専用の電気自動車ラッピン!!
https://w.atwiki.jp/chusikoku-qmainfo/pages/23.html
サードプラネット山口店 最寄り駅 JR山口線 湯田温泉駅 アクセス 山口市湯田温泉六丁目158-1 湯田温泉駅より徒歩15分 新山口駅よりバスで山口方面行、下湯田下車徒歩3分 設置台数 8台 300/100/100 予習6問2周 所属プレイヤー(QMA5) マッシュ@タイガ 白金賢者九段 RALLY@レオン 黄金賢者五段 ミーナ@シャロン 白銀賢者三段 マサト@カイル 賢者十段 アリス@クララ 賢者七段 カイル@カイル 賢者六段 くみちょう@ユリ 賢者五段 すうたん@マラリヤ 賢者四段 所属プレイヤー(QMA4) マッシュ@タイガ 金剛賢者 いつき@ルキア 紅玉賢者 ラリーアート@シャロン 紅玉賢者 げっと@アロエ 天青賢者 みずほ@シャロン 天青賢者 ミーナ@シャロン 天青賢者 ゼロのルイズ@シャロン 紫宝賢者 MASANC@タイガ 翡翠賢者 レイ@セリオス 紫宝賢者 ハカセサトミ@クララ 紫宝賢者 ネギとネカネ@ユウ 紫宝賢者 アリス@クララ 翡翠賢者 ハープーン@ユリ 紅玉賢者 バッシュ@タイガ 黄金賢者陸段 マサト@カイル 黄金賢者陸段 すうたん@マラリヤ 白銀賢者玖段 エンリケータ@サンダース 白銀賢者捌段 ハルヒケース@シャロン 白銀賢者陸段 キティホーク@マラリヤ 白銀賢者陸段 メモ@アロエ 白銀賢者肆段 カイジ@タイガ 白銀賢者初段 くみちょう@ユリ 青銅賢者拾段 所属プレイヤー(QMA3) いつき@ルキア 賢者伍段 マサト@カイル 賢者参段 MRカラスコ@ユウ 賢者初段 いしのなか→@ユウ 賢者初段 カスミ@カイル 賢者初段